【モントーク】フロントブレーキジャダー考察 (その7)
2014年 05月 23日
さて、色々外してしまった訳ですが、いつもの分解病っていうだけではありません。まぁ、その部分も強く否定はしませんが。
というのも、まさかとは思いますが、フロント廻りに『ガタ』が無いかどうかを点検したかったのです。ホイールバランスと相まって、ブレーキシステム以外の部分も潰していく必要があります。可能性としては低くても、見れる所は見ておくのがセオリーと言えるでしょう。
===========
さて、モントークのフロントフォーク。マニュアルには『テレスコピックフォーク』って記載されてるので、そういう認識でいいのでしょう。フロントサスペンションの主役では無いというだけで。
このフォーク、トップブチッヂとの取り付け部分には、

このようにゴムのブッシュが付いています。つまり、フォークはAアームから外した段階で360度方向にフリーな動きをします。
つまり、正面衝突をした際、このフォークは殆どダメージを受けないということです。
正面衝突が起こった際、
フロントタイヤ→
ホイール→
ホイールベアリング→
アクスルシャフト→
フォークアウター→
スフェリカルベアリング→
Aアーム→
Aアームピボットシャフト(→及びトップブリッヂブッシュ) →
Aアームピボットベアリング→
エンジン
このような順番で衝撃が走ると考えられます。
Aアームに取り付けられているショックユニットも、上下ともゴムブッシュで挟まれているので、ユニット本体へのダメージは皆無と考えます。
衝撃エネルギーの走り方の詳しい物理的なことはお手上げですが、おそらく強度の弱い部分から優先的に壊れていくものと思われます。(あとは、衝撃ポイントからの距離と関係?)
そう考えていくと、モントークのぶっといフロントタイヤはとてもすばらしい衝撃吸収材と言えますね。そしておそらく、フロントホイールもグニャングニャンに曲がる強度と設計をしていると思います。チャレンジのフロントホイールがそうでしたから。
その次にアクスルシャフト。そこからフォークアウターに伝わり、一見すると衝撃で曲がってしまうような気がしますが、多分大丈夫だと考えます。
というのも、左右のフォークはアクスルから非常に短い距離でスフェリカルベアリングのブラケット部分で左右が連結されるので、強度が非常に強くなります。長さにして34cm。
ちなみにDB7の場合、アクスルからボトムクランプまで43cm、チャレンジに至っては63cmもあるのでその違いがお分かり頂けると思います。
そしてそもそもアルミなので強度が高いという点。(アルミが鉄より『固い』というのは、正確には弾性域がアルミの場合非常に小さい、つまり『伸びない』という性質からくるもの。)
その点を踏まえると、スフェリカルベアリング部分が非常に『弱い』造りをしているのが見て取れます。明らかに『クラッシャブルゾーン』の一つであることが伺えます。
そしてAアーム。この極太のAアームが、しかも水平に取り付けられているので衝撃はそのままエンジンとの連結部分に伝わり、ピボットシャフトへと伝わります。おそらく、大概の衝突エネルギーならここで収束すると思われます。
そう見ていくと、修理代が高そうなフォークやAアームは殆ど無傷であり、一番高いのがフロントホイールでおよそ13万、アクスルシャフトが1本約1万、スフェリカルベアリングが14000円、あー、ベアリングのマウント部分、クロームメッキのこのプレートがもし逝っちゃったらちょっと高いなぁ、7万。それでも合計234’000円ですから、衝撃的な安さです!!ちなみに、チャレンジのマルゾッキフォーク左右で30万ですから。たいていのバイクも、フォークは20万以上はするでしょう。
しかも、モントークのすごい所は、衝突後横に倒れても、エンジンガードとパニアケースをつけていれば、外装の傷なんて殆ど無いと言っていいレベルです。フルカウルリッターマシンじゃそうはいかないでしょう。
、、、、あれ、なんでこんな話してるんだ?余談にも程があるぞ?
えっと、本日のネタは特殊工具のお話です。
つい外しちゃったスフェリカルベアリング部分のナットを締め付ける為の工具。
マニュアルを見てみると、

このようなアイテムで締めるようだ。
あー、ナルホド。これ位なら私でも作れるねっ!ってことで、

21ミリのコマ。余ってたヤツが丁度ありました。
それから、

7ミリのヘックス。正確にはアーレンキー。
L型で7ミリというマイナーなサイズはなかなか売ってなかったので、致し方なく持っていたソケットの7ミリを使用することに。
そしてこれらを、

切削加工。
出来上がったのが、

これら。
でもって、使用方法はというと、

まず7ミリのヘックスの棒を指して、

それからコマと7ミリのメガネを被せていきます。コマに空けた切り込みは、回転角60度分位にしています。130Nm掛ける場所なので、必要最小限の加工を心がけました。純正品よりも切り込みが少なく済んでるので、自慢の一品です☆
あとはこれで、

締めるだけ。
あー、7ミリのメガネもうちょっとリーチあった方が、手が痛くなくて済んだなぁ。。。
、、、、で、これで満足していたら、、、、

ショックユニットの上側も同じ形してたんだぁ〜(涙)
もちろんサイズ違うし(涙)
そんなわけで、

もう一個作成。
こっちは40Nだし、L字のヘックスを使うので、切り込みは大きめです。
これだけ空けるのはそこそこタイヘンでしたね。
あー、ちなみに、分解点検の結果は、異常なしでした(笑)
というのも、まさかとは思いますが、フロント廻りに『ガタ』が無いかどうかを点検したかったのです。ホイールバランスと相まって、ブレーキシステム以外の部分も潰していく必要があります。可能性としては低くても、見れる所は見ておくのがセオリーと言えるでしょう。
===========
さて、モントークのフロントフォーク。マニュアルには『テレスコピックフォーク』って記載されてるので、そういう認識でいいのでしょう。フロントサスペンションの主役では無いというだけで。
このフォーク、トップブチッヂとの取り付け部分には、

このようにゴムのブッシュが付いています。つまり、フォークはAアームから外した段階で360度方向にフリーな動きをします。
つまり、正面衝突をした際、このフォークは殆どダメージを受けないということです。
正面衝突が起こった際、
フロントタイヤ→
ホイール→
ホイールベアリング→
アクスルシャフト→
フォークアウター→
スフェリカルベアリング→
Aアーム→
Aアームピボットシャフト(→及びトップブリッヂブッシュ) →
Aアームピボットベアリング→
エンジン
このような順番で衝撃が走ると考えられます。
Aアームに取り付けられているショックユニットも、上下ともゴムブッシュで挟まれているので、ユニット本体へのダメージは皆無と考えます。
衝撃エネルギーの走り方の詳しい物理的なことはお手上げですが、おそらく強度の弱い部分から優先的に壊れていくものと思われます。(あとは、衝撃ポイントからの距離と関係?)
そう考えていくと、モントークのぶっといフロントタイヤはとてもすばらしい衝撃吸収材と言えますね。そしておそらく、フロントホイールもグニャングニャンに曲がる強度と設計をしていると思います。チャレンジのフロントホイールがそうでしたから。
その次にアクスルシャフト。そこからフォークアウターに伝わり、一見すると衝撃で曲がってしまうような気がしますが、多分大丈夫だと考えます。
というのも、左右のフォークはアクスルから非常に短い距離でスフェリカルベアリングのブラケット部分で左右が連結されるので、強度が非常に強くなります。長さにして34cm。
ちなみにDB7の場合、アクスルからボトムクランプまで43cm、チャレンジに至っては63cmもあるのでその違いがお分かり頂けると思います。
そしてそもそもアルミなので強度が高いという点。(アルミが鉄より『固い』というのは、正確には弾性域がアルミの場合非常に小さい、つまり『伸びない』という性質からくるもの。)
その点を踏まえると、スフェリカルベアリング部分が非常に『弱い』造りをしているのが見て取れます。明らかに『クラッシャブルゾーン』の一つであることが伺えます。
そしてAアーム。この極太のAアームが、しかも水平に取り付けられているので衝撃はそのままエンジンとの連結部分に伝わり、ピボットシャフトへと伝わります。おそらく、大概の衝突エネルギーならここで収束すると思われます。
そう見ていくと、修理代が高そうなフォークやAアームは殆ど無傷であり、一番高いのがフロントホイールでおよそ13万、アクスルシャフトが1本約1万、スフェリカルベアリングが14000円、あー、ベアリングのマウント部分、クロームメッキのこのプレートがもし逝っちゃったらちょっと高いなぁ、7万。それでも合計234’000円ですから、衝撃的な安さです!!ちなみに、チャレンジのマルゾッキフォーク左右で30万ですから。たいていのバイクも、フォークは20万以上はするでしょう。
しかも、モントークのすごい所は、衝突後横に倒れても、エンジンガードとパニアケースをつけていれば、外装の傷なんて殆ど無いと言っていいレベルです。フルカウルリッターマシンじゃそうはいかないでしょう。
、、、、あれ、なんでこんな話してるんだ?余談にも程があるぞ?
えっと、本日のネタは特殊工具のお話です。
つい外しちゃったスフェリカルベアリング部分のナットを締め付ける為の工具。
マニュアルを見てみると、

このようなアイテムで締めるようだ。
あー、ナルホド。これ位なら私でも作れるねっ!ってことで、

21ミリのコマ。余ってたヤツが丁度ありました。
それから、

7ミリのヘックス。正確にはアーレンキー。
L型で7ミリというマイナーなサイズはなかなか売ってなかったので、致し方なく持っていたソケットの7ミリを使用することに。
そしてこれらを、

切削加工。
出来上がったのが、

これら。
でもって、使用方法はというと、

まず7ミリのヘックスの棒を指して、

それからコマと7ミリのメガネを被せていきます。コマに空けた切り込みは、回転角60度分位にしています。130Nm掛ける場所なので、必要最小限の加工を心がけました。純正品よりも切り込みが少なく済んでるので、自慢の一品です☆
あとはこれで、

締めるだけ。
あー、7ミリのメガネもうちょっとリーチあった方が、手が痛くなくて済んだなぁ。。。
、、、、で、これで満足していたら、、、、

ショックユニットの上側も同じ形してたんだぁ〜(涙)
もちろんサイズ違うし(涙)
そんなわけで、

もう一個作成。
こっちは40Nだし、L字のヘックスを使うので、切り込みは大きめです。
これだけ空けるのはそこそこタイヘンでしたね。
あー、ちなみに、分解点検の結果は、異常なしでした(笑)
脱線範囲がでかすぎてウケる♪
0
by tm144en
| 2014-05-23 19:57
| BMW R1200c モントーク
|
Comments(1)

