【サンバー】日帰り屈斜路湖ドライブ☆

『ツーリング』ではなく、『ドライブ』です。そう。です☆





今日は、『ある物』を取りに行く為、サンバー丸で屈斜路湖まで行きます。
サンバー丸での1日の最長移動距離は200km位しかないので、屈斜路湖往復の約800kmは全く未知の領域です。
というか、バイクとは違うので一体何時間掛かるかも未知数。
とりあえず余裕を見て、朝4時に出発することにします。

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長旅になるので、車内でのお楽しみといったらやっぱマックでしょ♪車の中クッサ〜くなりますが(汗)

そもそも車での遠出は、若かりし頃に東京まで行った事がありましたが、あの時は仲間と交代しながらでしたのでそんなに苦ではありません。
っつーか、『若かった』っすから(笑)

新潟で車が冠水にハマったりして、楽しかったねぇ〜。。。


さて、道東圏に車で行くのは始めてなので、どんな旅になるか楽しみですね♪

、、、と、まだ市内ですが、

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赤信号と速度をきちんと守る暴走族とずっと並走してました。
こうなると、『暴走』とは言えないですね。蛇行運転もしてませんし。彼らは『コール』のみなので『爆音族』といった方が適切でしょう(笑)

国道274号線をひた走り市内を抜け、長沼、由仁町辺りにさしかかると、

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新しい1日の始まりを告げる空の色になってきました。
この時間にはまだ起きてる事が多いですが、1日の中でやはり一番好きな時間帯ですね。通称『青の時間』と呼んでいます。陽が出る少し前から徐々に辺りが明るくなってきますが、その時の景色の見え方が青っぽく見えるのでそう呼んでいるのです。

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この雲の形って、実はもう2度と観る事の出来ない、後にも先にも1回きりの形なんですよね。
そう考えると、一層感慨深くなってしまいます。

、、、、、そんな事言い出して、『トシ』かな!?(笑)

さらに車を進め、夕張に入ると、

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いよいよ開通間近の『道東自動車道』が、その豪壮な姿を現します。
今まで無かったものが突如として現れた印象を受けるので、感情が付いていきません。

夕張を抜けた辺りから霧が出始めましたが、日高の町中を抜け、日勝峠を登りきると、

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そこより上の空は快晴でしたが、

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見下ろす十勝平野は雲に覆われています。何度観ても『雲海』はスバラシイ☆


車だとカメラの撮影が楽でいいですね。ちょいちょい止まってシャッターを切る気にさせてくれます。
ただ、バイクを入れた写真ではないので、どうも面白みに欠けるというか、『バイク』を逃げ道にした写真しか撮れないので、ウデの無さが際立ってしまってお恥ずかしい限りです(汗)

まぁ、そんなに悪くも無いとは思ってますけど!?

十勝に入ってからも、ひたすら国道274号線で走り続けます。鹿追の方から足寄に向かう形になりますね。
途中ナイタイ高原からの写真を撮りたかったのですが、雲が掛かっていたので中止にしました。
じゃないにしても、まだ開園前の時間だったのでこれは次回のお楽しみですね。

足寄からは国道241号線に乗り換えて、阿寒湖を経由し弟子屈町に入ります。

、、、、とここで、

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前を走るライダーさんがトラブル発生!!

ーーーーー足寄の町からずっと追いかける格好になっていました。いつもなら『同胞』という気分になれますが、残念ながら今日は『車』なので、なんだかとっても『他人』に見えてしまいます。

なんでしょう!?この『疎外感』。

本当はライダーなのに、車に乗ってしまっているという罪悪感?
後ろめたさというか、『ツーリングライダー』と『一般の人』との間にある大きな壁に挟まれてしまったかのような気分。。。。

バイク乗りてぇ〜〜!!

しかし、今日は我慢です。

ーーーーーさて、その前を行くライダーさんのトラブルですが、突然「ファッサ〜」と何かが落ちたので慌てて車を止めて拾いに行ってみると、なんと

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『ツーリングマップル』を落としちゃってるじゃないですか!!

『ツーリングライダー』にとっては、命とバイクの次に大事な『ツーリングマップル』です!!これが無いと、楽しいツーリングが出来なくなってしまうのは、痛い程良く解ります。

「届けなくては!!」



拾った物を持ち主に届けるという、ある種当たり前の『善意』かも知れませんが、今回の僕はそれとは別に、先程感じた『疎外感』に対する『抵抗』の思いがあったに違いありません。

なにか、『届ける』という行為が、自分も『ライダー』であるという事を証明するとでも考えていたのでしょう。

しかし、相手はバイク、こちとら軽トラ。追いつけるだろうか?
どこかで曲がってしまったら、もう追跡不能になってしまいます。

「急げ!!」
やや本気でアクセルを踏みます。『ライダー』である証明の為に!!

国道241号線は、足寄から阿寒湖までは目立った分岐はありません。楽しい林道に繋がる道はありますが、バイクがZZRでしたので多分それはないでしょう。
阿寒湖の所で、美幌か弟子屈かの分岐があるので、勝負はそこまでのおよそ23km!

後ろで見ていた感じ、『飛ばし屋』では無さそうだったので、先程並走していた時の速度に少し乗っければ、難なく追いつく事が出来るはず。

そしてその予想は的中し、然程の距離を俟たずして追いつく事が出来たのでした。

ところが、そこからどうしよう?

突然ホーンを鳴らしたりして、もしビックリして転んだりでもしたらとんでもない事になってしまいます。
かといって追い越しを掛けるように横に並ぶのも同じく危険です。

ここはおとなしく後を付いて行くのが賢明でしょう。その内止まる時が来るはずです。

そして、大きな交差点を前にして、どうやら地図を落としてしまった事に気付いた様子の彼は、案の定路肩にバイクを寄せたので、僕はこの時とばかりに車内から地図をパタパタとさせ、「これでしょ!これ!」と言わんばかりのジェスチャーをしてみせたのでした。

こうして無事、大事なツーリングマップルを持ち主の元へと届ける事が出来たので、

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記念に1枚、、、

痛恨のピンぼけ!!

フォーカス設定を『マニュアル』にしていたのをすっかり忘れ、オートフォーカス気分で撮影してしまいました(涙)
まぁ、いずれにせよお顔を勝手に載せる訳にはいかないので、大した問題ではないですが、いやはや、風景ばっかり撮ってるので、人様を相手にカメラを向けるとキンチョーしちゃいましたよ(笑)

そして、ちゃっかり自分のブログの宣伝もして、お別れしたのでした☆

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さて、弟子屈町に入り、ガソリンを補給した後屈斜路湖に向かいます。
いつもの通り、それまでの不穏な雲行きは、『屈斜路』に入った途端晴れ間に変わります。

そしていつもお世話になっている『秘密基地』へとお邪魔し、『ある物』を受け取ります。
『ある物』は、、、、また後日ってことで(笑)

暫くの談笑ののち別れを告げると、せっかくここまで来たので『コタンの湯』に浸かる事にしました。

ーーーーー遠路はるばる屈斜路の地まで来た訳ですが、車だと「来た〜!」という感情が沸いてきません。やはり、『バイク』という乗り物には特別な力が働いているようですね。

せっかくのコタンの湯ですが、なにか近所の銭湯にでも来たかのように淡々と浸かったのでした。

かなりオープンマインドな若い女性と混浴出来たので、その時ばかりは「キターーー!!」でしたけど!?

そのオープンマインドっぷりに、連れの彼氏の方がオタオタしてましたね(笑)

今日は、せっかくの温泉に入りもしないで、ただ『覗くだけ』の観光者がやたらと多く、気分的にはゲンナリ。早めに切り上げました。

コタンの湯を出発し、ちょっと気になった所があったので、寄って行くことにします。

それは、

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満開のひまわり畑です。黄色がまぶしいですね☆

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、、、っていうか、魚眼レンズ炸裂してますね(笑)
こればっかり使ってたら、普通のレンズでちゃんとした写真が撮れなくなりそう(汗)
使用はホドホドにしないと。。。。

でも、魚眼超楽しい〜☆☆☆


あとは美幌峠からの屈斜路湖の写真も是非この魚眼で納めたかったのですが、山には雲の傘が掛かっていたので、敢え無く断念。ナイタイに続き、高地系は2連敗です。

なので、さっさと帰る事にします。

来る時は殆どノンストップだったので、6時間程で来る事が出来ましたが、帰りは溜まりに溜った睡魔からの総攻撃を食らってしまい、走る、止まる、寝るを繰り返し、命からがら家に着いたのは深夜12時を回った時でした。

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終わってみれば、800kmに及ぶ移動距離にも関わらず、肉体的な疲れは殆どありません。いくら軽トラと言えど、やはりバイクと比べて肉体的負担は少ないのでしょう。

しかしその分、達成感や充足感というものもまた少なく、ただ『行った』という記憶が増えただけです。

今回は大きな荷物があったので致し方ありませんでしたが、この北の大地を『有意義に』移動する手段は、やはりバイクを置いて他にはないのでしょう。

改めてバイクの素晴らしさを再認識する、良いきっかけになりました。

「サンバー丸、お疲れっした!!」
Commented by ペンキ屋 at 2011-08-22 22:48 x
新潟サイドブレーキの件すみませんでしたー!
Commented by tm144en at 2011-08-23 03:40
あはは〜(笑)そんなことあったねぇ〜☆
Commented by koba at 2011-08-25 05:43 x
ツーリングマップルを届けて頂いた者です!
本当にありがとうございました。
おかげさまで、今朝無事、新潟(居住地!)に帰還しました。
あのZZRは札幌ナンバーでしたが実はレンタバイクでした☆

足寄の町中の交差点を右折したあたりから並んでましたね。途中、だいぶ距離あいたな〜と思ったらピッタリ後ろについていたりして、少々ビビりながら走ってました笑
笑ってる場合でもなく、本当に救われました・・・感謝感謝です!
御連絡先をお伺いしなかったのは悔やみましたが、ブログの事を教えて頂けて幸いでした。無事帰還の報告と、改めての感謝を出来ずにいたら、いてもたってもいられませんでした。

これからもブログ拝見します☆未熟ながら当方もカメラが趣味なので、かなり楽しませて頂けそうです。フィッシュアイいいですね〜。こちらもレンズ沼にはまってみたいですけど、なかなか笑。
デジタルはD80の弟分みたいなD40です。ただ専らフィルムで撮ってます笑。こちらも一枚撮らせて頂ければよかった・・・。

何はともあれ、この偶然の出会い(一方的にお世話になりましたが・・)が今回の北海道ツーリングの最大の思い出です。
またどこかでお会いできるのを期待しています!
Commented by tm144en at 2011-08-25 06:17
>kobaさん

せっかくのステキなコメントでしたので、勝手ながら公開にさせて頂きました☆

改めまして、コメントありがとう御座います☆
無事旅を終えられたとのことで何よりです。
そうでしたか、新潟の方でしたか!
新潟と言えば、このコメント欄の上でコメントしてる『ペンキ屋』という奴と車で遊びに行ったことがありますが、その時が丁度『平成10年8月新潟豪雨』の時でした。
どしゃ降りの中、とあるアンダーパスをくぐったら既にそこは冠水しており、エンジンが水を吸ってしまって大変な事になったのでした(笑)

Commented by tm144en at 2011-08-25 06:17


追いかける事に夢中になっていたので、車間距離詰め過ぎてたかもしれませんね(汗)
しかもイカレタ髪型してるし(笑)

僕も今まで旅先で、何人もの人に親切にされてきました。
多分その『親切』って、人から人へ『バトンリレー』されていくものだと思うので、今度はkobaさんが、どこかで困ってる方がいたら出来る限りの力を貸してあげて下さい☆

当ブログは主に『バイクネタ』ばかりなんですが、最近カメラとミニ四駆にも触手がブレています(笑)
拙い内容ばかりですが、お楽しみ頂けたら幸いです♪

フィルムカメラを趣味にされるとは、真のカメラ好きさんですね!!さすがにフィルムの域は躊躇してしまいます(汗)
でも、写真が出来上がるまでのワクワクと、思い通りの写真が撮れた時の喜びは、デジイチの比ではないでしょうね☆

ホント、どこかでほんの一瞬タイミングが違えば、絶対に出会う事は無かったんですよね〜!
もしまた北海道に来る事がありましたら、是非!!
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by tm144en | 2011-08-22 04:28 | SUBARU SAMBAR | Comments(5)

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