【CAMERA】絞りと被写界深度

さて!いつまで続くかな!?

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記念すべき第1回目は、

カメラの『絞り』と『被写界深度』

についてまとめていきます。
一応自分の中では理解しているつもりなので、今回の記事を書くにあたってはソース無しです。
間違いが御座いましたら、笑って下さい(恥)
そして、心優しい方がいらっしゃいましたら、是非ご指摘願います☆


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デジイチや、高性能コンデジには『絞りの調整』という機能があります。これは、カメラに入って来る映像の、入口の大きさを調整する事を意味します。

どういうことかというと、

【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_4464076.jpg


この様な感じです。
Aが絞りを『開放した』状態。
Bが絞りを『絞った』状態。

AとBで、出来上がり写真の構図は変わりません。違うのは『写り方』です。

では、どのような違いが生まれるのか?

例えば、こんな経験はないでしょうか?
遠くの物が見えづらい時、目を細めるとピントがあって見易くなる。
テレホンカードのパンチ穴越しに覗くと、視界がくっきりはっきり見える。

これがいわゆる絞りを『絞った』という状態なのです。
『絞り』を絞ると、写りが鮮明になるのです。

この時、ある1点にピントを合わせ、その前後も『ついでに』ピントが合ってる範囲の事を『被写界深度』と言います。

【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_50970.jpg


この範囲が広い事を『被写界深度が深い』と言い、逆に狭い事を『被写界深度が浅い』と言います。

そして、この範囲を自在に操る事が『絞りの調節』なのです。

『絞り』とは通称『F値』と呼ばれ、GRDはF1.9〜F9の範囲で、14段階任意に選ぶ事が出来ます。
f=6.0mmなどの『f』とは別物なので注意が必要です。(『f』についてはまた今度。。。)

それでは実際に、どんな写り方をするか例を挙げます。


【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_583893.jpg




【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_592367.jpg




【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_5101142.jpg



3枚の違いがお解りになるでしょうか?

①F1.9
②F5
③F9

の値で撮り比べた物です。フォーカスは手前のマシン(デスモセディチ)に合わせて撮りました。

①はセディチにのみピントが合い、奥の2台は完全にボケています。
②は真ん中のマシン(999R)まで、かろうじてピントが合っています。
③は一番奥(1098S)もややハッキリしてきました。

このように、F1.9とF9とでは、まったく違った画像となるのです。

どのような写真を撮りたいかで、F値を決めていく事になるのです。


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で、GRDの性能を『研究』する為、それぞれの被写界深度を数値化すべく、

【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_520198.jpg


このようなものを用意してみました。

1個当りの厚さ(奥行き)が1.9cmのマッチ箱を少しずつずらして並べ、F値ごとの撮影をし、被写界深度の変化をみようという試みです。


、、、が


被写体が小さ過ぎて、ピントが合っているかどうかの判断が付けられないという『オチ』が付いてしまいました(爆)

【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_532830.jpg
【CAMERA】絞りと被写界深度_e0159646_5323178.jpg


拡大で見ても、ピントが合ってないのか、画質が荒れているのかが判断できないのです。

良いアイデアだと思ったんだけどな〜(涙)
用意するの結構大変だったのに。。。。

ま、でもしかし、得たものとして、F9なら被写界深度は約130cm程度あるということが解りました。


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ちょっと初日から飛ばし過ぎました(大汗)
もちょっとお気楽な内容にしないと続かないですね。

次回は、絞りとシャッタースピードの関係のお話です☆

御精読ありがとう御座いました☆☆☆
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by tm144en | 2011-02-19 05:45 | PENTAX K-5 | Comments(0)

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