【チャレンジ】フレーム考察

BMWの名前が付くバイクは、必ず『衝突安全設計』がなされているそうです。僕のチャレンジもそうでした。

普通、外車オフロードはリムは『エキセル』が定番ですが、チャレンジは違いました。
フロントホイールは、絶妙な柔らかさにされており、衝突時のエネルギーをいの一番に緩和してくれます。

フォークアウターチューブも、ハスクバーナと共通(マルゾッキ)でありながら、チャレンジ用に関してはボトムクランプ部分の肉厚を薄くすることで、曲がり易くし衝撃を緩和するよう対策がされています。

しかしながら、トリプルクランプ自体は強度が非常に高く出来ており、上記2つの『衝撃緩和設計』を引き立てる働きをしていると考えられます。

今回僕のチャレンジは、このクランプが『ほんのちょっと』曲がる、というところで衝撃エネルギーが収束していました。
「ああ、BMWの衝突安全設計に助けられたなぁ」等と思っていましたが、実はまだ先がありました。


【チャレンジ】フレーム考察_e0159646_5324076.jpg

この写真でお分かりになるでしょうか?

絵にすると、

【チャレンジ】フレーム考察_e0159646_5471514.jpg

Aがチャレンジ、及びテレスコピックのBMW全般で、Bが一般的な車種のフレームのネック部分です。
右側に伸びるメインフレームと、下に落ちるフレームがあります。左側が進行方向です。

この2つの大きな違いは、ネック部分に溶接されているメインフレームの『位置』になります。
Aはネックの下の方から伸びており、もう1本の方とクロスする形になっています。
これを『クロスフレーム』と言うそうで、要はこれがBMWの『衝突安全設計 第2の関門』となるのです。

ホイールとフォークで吸収しきれなかったエネルギーを、今度はこのフレームで受け止める形になるのです。
絵を見て頂ければ判り易いと思いますが、正面衝突をすると、トリプルクランプから伝わって来たエネルギーによって、ネック部分が反時計回りに回転しやすい構造になっています。
これが衝撃吸収となるわけです。

さらに付加価値として、太いメインフレームを低い位置にレイアウトすることで、低重心化も量れているじゃないですか!!!

やっぱBMWはすげぇなぁ〜☆

(*師匠!!記事内容に誤りがありましたら、訂正コメントお願い致します_ _ )
Commented by gutefahrt1g号 at 2009-10-21 18:00 x
[A]はOHVモデルでも採用してます。別冊MOTORCYCLIST11月号、「ツインショックモデルの驚きの構造」をご覧ください。ちょっと面白いですよ。OHVモデルが欲しくなっても責任はもてませんが・・・。
Commented by おじさん at 2009-10-21 18:44 x
OHVモデル、良いですよね~
今の時期の紅葉を見ながら走ると決まるだろうな!!

う~~~~~~~~ほし、、、、、、
Commented by tm144en at 2009-10-22 06:50
>師匠
OHVの世界は、知らないでおいた方が良いかもしれませんね(笑)。
もしくは、モントークを手放すか!?

>おじさん
ということで、おじさんが買って下さい(笑)
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by tm144en | 2009-10-21 06:01 | BMW G650x challenge | Comments(3)

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