2019年 08月 17日

工具紹介part13

工具紹介ネタもついにPART13にまでなってしまいましたが、今回ご紹介する工具は、

e0159646_04361750.jpg

コチラ。
これはモントークのテレレバーを分解する時に必要になる工具です。

以前所有していたBMWR1200Cモントークですが、フロントサスペンションは舵取りとしてのテレスコピックフォークはあるのですが、メインのショックユニットにはテレレバーという車のAアームに似た構造が採用されています。
そのAアームがフォークブラケットと接続される箇所と、フロントショックのトップ側の取り付け部分に使用します。

2つの形は違いますが、役割は同じです。

軸となるボルトに取り付けられたナットを外す為に使用するのですが、その軸となるボルトが共回りしないようアーレンキーでおさえておく為の『穴』になっているのです。

左側の大きく空けられている方は、通常のL字に曲げられたアーレンキーレンチを使用し、右側は切断して棒状にしたアーレンキーをメガネで支える為の隙間だけが空けられているということになります。

・・・・って、文章で説明するより、見た方が解りやすい説っwww

e0159646_05015091.jpg

こういう構造になっている部分。
ナットの取り付けられているボルトの中心に、6角の穴が空いています。ちなみに7mm。

e0159646_05015736.jpg

ちなみにこれが、取り外したモントークのフロントフェンダー常に取り付けられたプレート。
フロントフォークに伝わった力がこのプレートを介してAアーム、及びショックに伝わっていきます。

e0159646_05022157.jpg


で、真ん中の穴に切断した7mmのアーレンキーを差し込み、

e0159646_05020879.jpg

先ほどのソケットを被せ、空けた隙間にメガネを差し込むって訳です。

e0159646_05021202.jpg

締め付けトルクは130Nm。
なので、7mmのメガネはもう少しリーチがあった方が良かったですね。

e0159646_05021803.jpg

ショックのトップの取り付けも同様になっています。
こちらはサイズが違ったので、ソケットも2種類必要になりました。

ちなみにこれらの工具は、
e0159646_05021568.jpg

サービスマニュアルに載っていたので、そのまま真似して制作したものです。

自作工具とはいえ所詮ボルトやナットを回すだけのものなので、既存の物を加工するだけで作れますし、たいした物ではないのですが、こういう1歩ずつ『駒』を進めている感じが楽しいですよね〜☆

*駒とソケットをかけてるんですけど・・・


# by tm144en | 2019-08-17 05:15 | Comments(1)
2019年 08月 15日

【DB7】出発前夜

時は事故前にさかのぼります・・・・

e0159646_04222107.jpg

また、例のアルミボルトを購入しました。
今度はM4です。

ことの発端は一枚の画像でした。

e0159646_04253005.jpg

この画像を見たときに、シートカウルの裏蓋を取り付けているボルトの頭が出っ張っているのが気になってしまったのです。
このボルトは他にも、

e0159646_04265961.jpg

フロントシールドの固定と、

e0159646_04273125.jpg

メーターパネル周りの固定に使用されています。
そもそもかなり小さい頭のボルトが使用されていましたが、せっかくなのでこれらもアルミに交換することにしました。

e0159646_04291176.jpg
e0159646_04291860.jpg

アルミは、スチールの約3分の1の重さです。
今回交換する本数が全部で20本なので、約23グラムの軽量化となります。ハハハ・・・

e0159646_04330300.jpg

交換前はこんな感じの出っ張り感が、

e0159646_04325655.jpg

交換後はこんな感じに☆
ツライチとまではいきませんが、まあまあスタイリッシュになったのではないでしょうか!?

e0159646_04342474.jpg

極低頭ボルト最高っス\(^o^)/

e0159646_04362963.jpg

カッチョいい\(^o^)/

e0159646_04365846.jpg

スタイリッシュ\(^o^)/

e0159646_04373931.jpg

(´;Д;`)


# by tm144en | 2019-08-15 04:39 | BIMOTA DB7S | Comments(0)
2019年 08月 14日

【DB7】身を守る物

むしろ、バイクよりもウェアーの損害の方が大きいわけで・・・

e0159646_06104967.jpg

「サーキット走るわけでもあるまいし」

きっとそう思われたこともあったでしょう。
しかし今回、この大げさと言える格好をしていたことが、体へのダメージを最小限に食い止めたことは言うまでもありません。
肩を骨折はしてしまいましたが、血は一滴も流れていなかったのですから。

e0159646_06125937.jpg

その一番損傷の大きかった左肩部分。レザーは削れて穴が空き、中にあるプロテクターが露出しています。

e0159646_06145421.jpg
表面に取り付けられたチタンプレートが、地面と擦れた摩擦熱で焼けて色が変わっていました。
転倒時、地面と接触した際の摩擦抵抗を最小限にする為に取り付けられている金属プレート。これの存在がいかに大事が今回身をもって体感しました。
もしこのプレートがついてなくレザーが直接地面と接触していたとしたら、その摩擦抵抗の力で肩を持っていかれより強い衝撃が加えられていたはずです。肩をひねるような状態にもなっていたでしょう。

このツナギを購入した当時は、ただの『かっこつけ』のつもりでしかなかった装備ですが、まさか役に立つ時がくるとは・・・

e0159646_06233533.jpg

左膝部分も同様です。
このウェアーにして初めてニースラーダーが地面と接触したのが今回の事故とは、なんとも皮肉な話です(笑)

e0159646_06263594.jpg

背中の、それこそちょうど肩甲骨の部分もぶつけた痕がありました。まさかこれで骨折したわけではないでしょうが。

e0159646_06292603.jpg

頭もぶつけてました。

e0159646_06301387.jpg

頭はそれほどの衝撃ではありませんが、ヘルメットの重要さは痛々しく伝わってきますね。

e0159646_06321708.jpg

グローブも、その役目を果たしていました。

e0159646_06330544.jpg

ブランド名が印されている部分だけが綺麗に削れています。

e0159646_06340351.jpg

左手の内側に当たる部分なのですが、一体どういう体勢になっていたのでしょう。

e0159646_06351958.jpg

グローブの裾を締め付けるダイアルが付いているのですが、この部分がちょうどスライダーの役割を果たしてくれたようですね。

ちなみに、このダイアル式の締め付け調節が結構お気に入りで、なかなかの優れものなのです。
ダイアルを回すとカチカチという音と共に裾部分が締め付けられ、絶妙な加減で調節することができるのです。
外す時はダイアルを引っ張り上げることで一度に解放されるので、脱ぐ時の手間はかかりません。

こういったギミックはすぐ壊れるのではないかと思っていましたが、私の使用頻度では全然問題ありませんでした。
昔はユーロネットでしか取り扱っていませんでしたが、今はアマゾンでも購入出来るので、変りもの好きの方は如何でしょうか☆
e0159646_06365430.jpg

手の甲も擦れてます。
グローブにもこれだけの損傷があるものの、手に痛みは全くありませんでしたので、KNOXグローブのプロテクション性能が優れていたことが証明されたことになりますね。

e0159646_06471603.jpg

ブーツは、トゥースライダーが少し削れただけでした。
バイクと地面の隙間に入って、殆ど衝撃が加えられてなかったのでしょうね。


オンロード用のウェアーを考えるにあたって、プロテクターによるクッション性のみならず、地面との接触部分の材質という観点が実は非常に大事であることが今回大きく気づかされたことです。
転倒時、いかに綺麗に地面を滑り続けることができるかが、体への衝撃を和らげる唯一の方法と言えるのです。
しかも今回はバイクと一緒に滑り続けたことで、バイクの損傷も最小限に食い止めたことになると考えられます。私の体が地面との間に入ったことで、タンクやシートカウルといった重要パーツには一切の傷がつかなかったのですから。

ただし公道の場合、必ずしも滑ることが安全と言い切れない部分はあるかもしれませんが、それでも多くの場合は安全が担保されるのではないかと考えています。

BMWを乗るときに着用しているアトランティスウェアーも、プロテクターは入ってますが、地面との接触抵抗を軽減させるものは一切ありません。
ヌバックレザーの表面がどれだけの摩擦抵抗と引き裂き強度を持っているのかは実証していないのでわかりませんが、レーシングツナギの比でないことは明らかだと思います。

今回ヘルメットは言うに及ばずですが、ツナギももし新調するのであれば相当な出費を覚悟しなければならないのですがはてさて・・・


# by tm144en | 2019-08-14 07:00 | BIMOTA DB7S | Comments(4)
2019年 08月 13日

【DB7】追憶のDB7

「だいちゃん、ビモータでコケたらしいよ」

「マジで!?ビモータでとか、ヤバくね!?」

「ビモータっつったら、1コケで修理代ン〜百万いくでしょ・・・」

「逝くねぇ〜・・・」

e0159646_02552772.jpg

結論から申し上げると、今回のスリップダウンによるマシンの修理代は、ある意味『ゼロ円』で済ませることができます。

「動きゃ良いじゃん」という観点に立てば、の話ですが。

e0159646_02581942.jpg

一番痛々しいのはやはりサイドカウルでしょう。塗装が剥がれ、下地のカーボンが露出しています。
しかしながら、さすがカーボン。軽さにばかり目が行きがちですが、その丈夫さはやはり尋常ではありません。擦れた部分や取り付け部分など、どこを見てもヒビ割れが一切発生しておらず、取り付けのガタすら全くありません。単純に、擦れた部分が削れて減っただけという状態なのです。

e0159646_03052658.jpg

フロントカウルとの継ぎ目をみても、一切のズレ、ガタなどありません。アルミのあのボルトに換えましたが、それも含め問題がないのです。

確かに、そこそこの速度域でのフルバンク状態からのスリップダウンですから、地面に対しての位置エネルギーは殆どありませんし、しかも最初の衝撃は私の肩で受けてるわけですから、マシンに対して垂直方向の力は殆ど加わってないのでしょう。

とはいえ、200kg近い塊がアスファルトの上を10メートル位スライドしてるわけですからねぇ。

e0159646_03145841.jpg

あと目立つ箇所はフロントカウルの横ちょのこれ。
先ほどのサイドカウルは、平らな部分が削れているだけでしたが、このフロントカウルに関しては角の立っていた部分が削れてしまったので、これはちょっと悔しいですね。パテで整形する必要がありますね。

e0159646_03171172.jpg

ミラーに至っては、もはや今回の事故か、前からあった傷かわからないレベルです。

e0159646_03180219.jpg

クラッチレバーも先の方が少し削れただけで、衝撃で折れる様になってはいるのですが、それすらもないレベル。
レバーに曲がりや操作不良など一切発生していません。単純に『削れた』だけです。

e0159646_03195658.jpg

クラッチホルダーが少しズレたことで、ハンドルを切った状態でクラッチレバーについている突起がサイドカウルに当たってしまって削れていました。


e0159646_03212968.jpg

ウォーターポンプカバーが削れていますが、水漏れは発生していません。カウルのおかげと考えて良いでしょうね。

e0159646_03225005.jpg

今回の損傷で唯一、自走不能な故障なのがこのシフトペダル。
しかし、このシフトペダル。ペダルの先っちょだけを交換することが出来るようになっているので、そこらにある材料で適当に作って取り付けることも可能になっています。

e0159646_03251582.jpg

ペダルに曲がりやピボット部の不具合などは一切ありません。
先ほどのクラッチレバーにしてもそうですが、ジュラルミン削りだしの恐ろしい程の剛性の高さを、まざまざと見せつけられました。
先の部分の位置を変更する為の機構が、折れた時の修理のしやすさという副産物を生んだのです。しかも、先の部分の材質が違うように見えるので、結果的にクラッシャブルゾーンなったと考えられますね。
これ、普通のやつだとコケたら絶対曲がる所ですから・・・

e0159646_03312897.jpg

ステップの裏側はガリガリに削れていますが、これも恐ろしいほどの剛性。傷が入っただけで、機能性は一切衰えていません。動きも問題なし。なんてこった!!

e0159646_03331621.jpg

あとは、ガードロープに擦れた右のサイドカウルに、ちょこっとだけ傷が入っていたのと、

e0159646_03340787.jpg

アンダーブラケットの下に筋状の傷が何本か入っていた程度。

たったこの程度の損傷なのです。

カーボンとジュラルミンの組み合わせにより、恐ろしい程高いレベルの剛性を与えられていたおかげで、転倒しても走行に支障がでるような損傷は殆ど出なかったのです。

シフトペダルは修復の必要はあるものの、ホームセンタにある材料で応急処置出来るレベルですので、壊れたうちに入らないでしょう。

つまり、要するに、今回の修繕費に関しては、『自分がどのレベルで妥協するか』というのが一番の論点になるわけです。
オフ車だとしたら全く気にならないレベルですから。

シフトペダルだけちょちょっと直せば、あとなんもしなくてもすぐ走り出すことだってできるのです。

いや〜、末恐ろしい!

ウチの姫様は北斗晶でした(笑)


# by tm144en | 2019-08-13 03:45 | BIMOTA DB7S | Comments(0)
2019年 08月 10日

工具紹介part12

e0159646_03472687.jpg

リアダンパー分解ツールでこんなものもあります。
これは、サブタンクの蓋を外す時に使うもので、エアチャックのついている部分に取り付けて引っ張ります。元々T字のツールだった物の先端にネジ山を切り、それにアタッチメントを取り付けた状態になっています。
ちなみに、その切ったネジ山はDB7のリアダンパーのスライドピストンに取り付けできるようになっていて、このツールでスライドピストンを動かしてエア抜きをすることも出来るようになっています。

e0159646_03542876.jpg
e0159646_03543100.jpg

ところで、リアダンパー分解といえば窒素ガスの充填がつきものですが、窒素ガスを充填する為にはガスボンベやレギュレーターといったものが必要になります。
個人でそれらを用意するのはなかなか大変なので、なんとか方法が無いかと考えた挙句ひらめいた方法が・・・


e0159646_04101902.jpg


これです☆
これはチャレンジの純正搭載工具で、エアサスにエアーを注入する為の手動ポンプです。圧力が20barまで入れることができるので、リアダンパーのガス充填圧力にも十分対応できます。

ただ、そのまま使用したのでは大気が充填されてしまうことになるので、空気を吸い込む部分を厚手のビニール袋を覆い、その袋に窒素ガスを充填することで、ダンパーに窒素ガスを充填することができるのです。

e0159646_04223055.jpg

肝心の窒素ガスは、スプレー缶に詰められた物がネットで買えるのでそれを使用します。
ただし、純度によって値段が大きく違い、純度が95%の実験用として売られているものは600円位で買えますが、純度が99.99%となると7000円位します。
内容量は5リットル位あるので、ダンパー1本なら1缶あれば余裕を持って作業することができますが、逆に言うとダンパー1本につき1缶使うことになります。


ちなみに、窒素ガスボンベだと99.5%の物が殆どで、99.99%というのは見つけられませんでした。
つまり、サスペンション屋さんにO/Hを依頼すると、99.5%の窒素ガスが充填されている可能性が非常に高いということが言えます。
99.99%と99.5%でどれだけの違いになるかというと、例えばサブタンクの容積が65ccのものだとすると・・・

1気圧65cc→10気圧650cc
99.5%:650cc中3.25ccが不純物
99.99%:650cc中0.065ccが不純物

という差になります。
この不純物がすぐに抜けてしまうものとすると、充填圧力の損失は、

99.5%:10気圧→9.95気圧
99.99%:10気圧→9.999気圧

という差になることが解ります。

だからどうという程の差ではありませんが、こだわり派としてはやはり純度の高い方が気分が良いですよねぇ〜。

というかそれよりは、組み立て直後の最初の充填時に、サブタンク内の空気をどれだけ抜くかという方が重要ですね。
これもサスペンション屋さんの気分次第でしょうが、まさかそのまま充填したんじゃ、不純物が多すぎますよね。

プライベーターにとって窒素ガスの充填は一つのネックでしたが、この方法を使えば難なく充填することができるので、なんでも自分でやりたい派の人にはオススメですね☆



# by tm144en | 2019-08-10 05:24 | Comments(0)