2017年 07月 23日

【チャレンジ】フェリー乗りたいんだツーリング(第5話)〜本土帰還編〜

e0159646_322914.jpg


さらば、礼文島。

続きはコチラ

# by tm144en | 2017-07-23 04:17 | BMW G650x challenge | Comments(2)
2017年 07月 22日

【チャレンジ】フェリー乗りたいんだツーリング(第4話)〜礼文島後編〜

e0159646_4285020.jpg


午前3時。夜中じゅう降りしきっていた雨は、いつしか止んでいた。


続きはコチラ

# by tm144en | 2017-07-22 06:26 | BMW G650x challenge | Comments(0)
2017年 07月 21日

【チャレンジ】フェリー乗りたいんだツーリング(第3話)〜礼文島前編〜

e0159646_3534741.jpg


礼文島。
稚内の西方60キロメートルの日本海上に位置する島で、地名の語源はアイヌ語のレプン・シㇼ=repun-sir(沖の・島)からきている。
面積は81.33㎢で、北海道で上陸できる島の中では利尻島、奥尻島に次ぐ3番目の大きさの島である。
高山植物が多く、別名『花の浮島』とも呼ばれている。

======

e0159646_5481141.jpg


車両甲板のゲートが解き放たれ、間も無く下船の時がやってきた。
そう。この先に広がるのは『花の浮島』。

e0159646_5522088.jpg


『ようこそ礼文島へ』の看板に歓迎され、私は初めての礼文島へと降り立った。
なんの事は無い。そこは基本的に北海道。降りた途端に蒸し暑いだの、ココナッツの香りがするだのといったことは無い。

天気は小雨。せっかくの『花の浮島』は、『霧の浮島』になっていてことごとくツイないと思ったが、実はそうでもなかったようだ。

e0159646_5564191.jpg


その頃札幌方面では、記録的な大雨に見舞われており、洪水の危険性さえあったのだ。
運良く、それほどの厚い雲から逃れてきたと言えるのかもしれない。もしくは、その雲が道北の方まで伸びていたっておかしくはなかった。

いずれにせよ小雨程度で済んでいるということは、運が良かったのだ。

しかし、ここで重大な問題が発生した。ヘルメットのシールドが曇ってしまい、まったく視界が確保されない状態になってしまったのだ。
シールドを開けた状態では、小雨が目に当たるのでとても開けていられず、かといって閉じれば曇って視界ゼロ。

これでは完全に走行不能と言える状態である。全くもって準備不足というか、ヘルメットの性能が悪かったとしか言いようが無い。せめて曇り止め剤でも塗っておけばまだなんとかなったのかもしれないが、それも後の祭り。

そんな状況ではあったのだが、とりあえずは予定通り礼文林道を目指すことにした。

e0159646_604098.jpg


霧が掛かって見通しが悪いが、それよりもトレッキングの旅人が多く出現し、とてもスピードを出せる状況ではなかった。まるで、私の方が走ってはいけない場所を走っているかのような気分にさえなった。

e0159646_63157.jpg


晴れていれば、遠く利尻島を見渡せるはずなのだが、あいにくの天空の城状態。

e0159646_645413.jpg


7km程の林道を走り終え、海沿いの道に出て北上した。
礼文島の海沿いの街並みは、北海道本土のそれと同じであった。

e0159646_6304225.jpg


依然としてシールドの視界不良は続き、雨が止まない限りはまともな走行は出来ないと判断し、早々にキャンプ地入りすることにした。

e0159646_6332961.jpg


久種湖畔キャンプ場はこの日は風が強かったので、タープは低めに設置し、テントの出入り口付近のみを覆う位置に張ることにした。

テント設営の準備が整ったら買い出しである。

e0159646_6363967.jpg


近くに漁業組合のスーパーがあったので、助かった。豊富な食材が揃っていたので、食べたい物を購入することが出来た。

レジの人に近くに温泉か銭湯は無いかと尋ねると、無いという返事が返ってきた。温泉は、フェリーターミナルの方にしか無いのだそう。

失敗した。温泉どころか、銭湯すらも無いとは。
雨でびしょ濡れの状態で、このままテントで過ごすのは体力的に厳しいものがある。風邪をひいてしまってはお話にならないので、なんとか体を一旦全快まで温める必要がある。

かといって、今からまた20kmを南下してフェリーターミナルまで行く気にもなれなかった。

そこで、かくなるうえということで、キャンプ場のシャワー室を利用することにした。
そう。実はキャンプ場にシャワー室が完備されているのだ。

だったらそれで良いじゃないか、という所なのだが、これがそうもいかない。
15分100円で利用できるのだが、15分100円1人1回のみなのである。

服の着脱も含め、15分で全てを終わらせなければならないのだ。
下手に体を濡らし、返って湯冷めしたのでは本末転倒。体の芯まで温める必要があるのだ。

とはいえ、しのごの考えていても事態は好転しない。一か八かシャワーに入ることにした。

なるべくシャワーの温度を上げ、タイマーを見ながらギリギリの時間までとにかくシャワーを浴び続けた。
延べ10分は浴び続けただろうか。汗が止まらない位に全身が温められた。
素早く体を拭き、シャワー室を掃除し、律儀に15分きっかりにシャワー室を出ることが出来た。

体の芯は温められたままの状態で、それでいて汗が引いたタイミングを見計らって、テントの中に潜り込んだ。
天気が良ければこんなにも気を使うことは無いのだが、気温が13度程しかなかった為、ある程度気を付けないと風邪を引いてしまう。
しかも、今回は温かい上着や肌着を一切もってきておらず、インナープロテクターとゴアテクスのウィンドブレーカー、そしてエンデューロジャケットとジャージのみという無謀な格好できてしまった。
いつもなら、かならずヒートテック系の温かいインナーを着用してくるのだが、7月前半の30度超えの日々が、私の正常な判断を狂わせた。

暑さはどうにでもなるが、やはり寒さには気をつけなければならない。
今まではいつもそうしてきたのにも関わらず、今回はしくじったと言えよう。言い訳は色々あるが、要するに『しくじった』のだ。


e0159646_6515755.jpg


嘆いてばかりいても楽しく無い。
美味しいものを食べれば、全ては報われる。

豚のバラ肉400グラムと、ニラ、タマネギを用意。

e0159646_6592637.jpg


キッチンバサミで適当なサイズにカット。

e0159646_703959.jpg


その間に、土鍋で米を炊いておく。

米が炊き上がったら、蒸らす時間を利用して、

e0159646_713270.jpg


肉、野菜の順に鍋で炒める。

e0159646_732894.jpg


調味料はタレびんに小分けにして持参してきた。
今回は醤油とみりんだけを使用する。

e0159646_743142.jpg


ガチ調理器具による、豚バラ炒め定食の完成。
テントの中で食べる、豚バラ炒めをおかずに半年振りのビールと炊きたての土鍋ご飯。
これ以上の幸せがあるだろうか?
先ほどまでのシールドが曇るだの、寒いだのなんだのということは、もはやどうでも良いことになってしまった。

e0159646_781325.jpg


ちょっと多いかと思われた400グラムの肉もあっという間に平らげ、至福の満腹を堪能したのであった。

そしていつしか、夢の中。。。


# by tm144en | 2017-07-21 07:12 | BMW G650x challenge | Comments(0)
2017年 07月 20日

【チャレンジ】フェリー乗りたいんだツーリング(第2話)〜乗船編〜

e0159646_571394.jpg


乗船手続きを済ませた。稚内からの片道、6290円。往復で12580円だから、ガソリンに換算して86リットル。それだけあれば、チャレンジなら1634kmも走る事ができるのだ。

すなわち、それに相当するだけの『何か』が、礼文島にはあるのだろう。。。

e0159646_511484.jpg


出発の30分前までに、埠頭の方へ移動するよう指示を受けた。

e0159646_5131563.jpg


遠くに見えるのが、稚内で有名な防波堤ドームである。

そして、まもなくして、

e0159646_5145298.jpg


来た、、、

e0159646_5153445.jpg


私を『楽園』へと導く、

e0159646_5164122.jpg


船だ。。。

e0159646_5173711.jpg


さぁ、開かれしゲートへ、いざ行かん!!

e0159646_5183753.jpg


ハートランドフェリーでは、バイクはロープで縛られている。船員が1台1台丁寧に作業を行ってくれた。
基本的に、フロントは左右のフォークかハンドル、リアは左右のシートフレームの計4カ所で固定され、タイヤには輪止めが当てられる。

私のチャレンジは、ビックタンクが邪魔でフォークにかけることができなかったので、左側はフロントのタイヤで固定されることとなった。

e0159646_5234824.jpg


甲板から船内へと続く、薄暗い通路を抜けると、

e0159646_5263740.jpg


煌びやかで豪華な、、、とはお世辞にも言えないが、2時間の旅には必要にして十分なデッキへと繋がった。

e0159646_5302330.jpg


2等なので、雑魚寝の相部屋。
たった2時間なので、全く問題無い。それに、そもそも船内に留まっているつもりなど毛頭無い。

e0159646_532749.jpg


外にも椅子が並べられているので、ここで座って2時間過ごすのも良いだろう。

e0159646_5351825.jpg


1等ラウンジが見える。先ほどの階段を登るとこちら側の客室に行けるのだが、厳重に立ち入りが禁止されており、2等客人との格差が敷かれている。

e0159646_534376.jpg


汽笛が鳴り響き、いよいよ出発の時がきた。
この時を、、、この時を待ちわびた。。。

e0159646_5391275.jpg


埠頭からゆっくりと離れた船は、

e0159646_5395065.jpg


やがて左へと旋回し、

e0159646_540241.jpg


まるで引き寄せられるかの様に、まっすぐとその舳先を礼文島へと向け、ただひたすらに、、、





# by tm144en | 2017-07-20 05:46 | BMW G650x challenge | Comments(0)
2017年 07月 19日

【チャレンジ】フェリー乗りたいんだツーリング(第1話)〜北上編〜

e0159646_05063728.jpg


16日朝5時。なんとか出発にこぎつけた。
土曜日の仕事。早めに終わらせ、余裕を持って稚内を目指したかったが、ギリギリの時間に15人ものお客さんが来店されそれもオジャン。

事前にある程度の用意をしていたから良かったものの、それでも精神的に圧迫されながらクラッチを繋くこととなった。

e0159646_057498.jpg


札幌から稚内まではおよそ330km。
フェリーの時間が11時なので、時速60kmペースで走れば間に合う計算ではある。
経験上、80kmペースでも走れるので、余裕で間に合うはずである事は確かだった。

e0159646_135378.jpg


しかし、道中なにがあるか判らない。早め早めの行動は然るべきだが、それよりも増して『時間制限付き』という無言のプレッシャーが、私を焦らせた。

e0159646_142781.jpg


最初の1時間は60km。最低限のペースは達していた。
しかも、最初は札幌市街を抜けるのに信号で無駄に止まるハメになる。このあとはほとんど信号はないので、ペースは必然的に上げられる。
よっぽどの事が無い限り、フェリーに間に合う事は確信した。

だが、実は間に合えば良い、ということでは無い。

e0159646_174290.jpg


睡眠をとっていないのだ。というか、休憩すらもままなっていない。12時間の仕事を終え、そのまま取る物も取り敢えず出てきたのだから無理もない。

予定としては、フェリーを待つ間にターミナルで数時間の仮眠をとるつもりでいたのだ。
礼文島に着いてからはタイトなスケジュールで島を巡らねばならないし、フェリー乗船中も寝るわけにはいかない。なんせ、フェリーに乗る事が今回最大の目的なのだから、寝てしまっては本末転倒。

だから、1時間でも早く稚内に到着し少しでも長く睡眠をとる事は、安全なツーリングを達成させる為にも至上命題となる。

e0159646_1131868.jpg


留萌まで2時間掛からなかった。
ここまでくれば、稚内まではあと182km。

e0159646_1154039.jpg


最初の1時間は60kmペースだったが、次の1時間は90kmペースで来れた。まずまず快調と言っていいだろう。

e0159646_1162976.jpg


留萌を越えた辺りから、海を肌身に感じる様になる。

e0159646_1172638.jpg


だが、先を急ぐ私に、そんな情緒的な余裕は無い。
今回はとにかく、フェリー乗船及び礼文島を満喫する。これに尽きる。北海道本土はまたいつでも走れるのだから。。。

e0159646_1181133.jpg


だが、そんな想いに文字通り暗雲が立ち込め始めた。


e0159646_1205836.jpg


そもそも曇り空で、パッとしない天気ではあったのだが、ここにきていよいよ路面が湿り出してきた。
霧雨による視界不良。路面の状況も悪くなる為、ペースダウンが余儀無くされる。
ここまで良いペースで走ってきているので、ペースダウンが致命傷になることは無いが、ただ単に睡眠時間が削られることになる。

e0159646_1224671.jpg


サロベツの風車も、まるでカリン塔を連想させるかの様に、その頂点が見えない。

e0159646_124784.jpg


奇々怪々としたその姿に不気味さを覚えながらも、今はとにかく右手の力を抜く事はしなかった。

e0159646_1293066.jpg


先が全く見通せないのは、現実のこの視界だけではなく、今回のツーリングにもリンクしているのだろうか。。。

e0159646_1305012.jpg


当然、利尻島は見えない。

思えば去年のロングツーリングの時も、霧雨だった。あの時はDB7だったからなおさら虚しかったのをいまでも覚えている。コーナリングを楽しむ為に生まれたマシンで、コーナリングで寝かせられないのだから。
今回はチャレンジだからまだ良い。走りそのものは、ロードに関しては特に面白いということは無いし、汚れだってむしろ勲章のマシンだ。

だが、食べ物も人との交流も主眼に置かない私のツーリングは、景色を堪能する事が一番の目的なのだ。
青い空と青い海をこよなく愛する私から、この曇り空はその全てを奪い去ってしまう。

だから、私に残されたものは、もはや『行ってきた』という既成事実を作ることだけ。
そう。それだけ。。。

ーーーー9時丁度。

e0159646_1314314.jpg


稚内のフェリーターミナルに、無事到着する事が出来た。
船の出航まで3時間ある。食事も睡眠も乗船の準備も、その全てを余裕を持って出来る。

e0159646_1354214.jpg


乗船の受付は9時50分からとのことなので、まずは空腹を満たすことに。

e0159646_1362933.jpg


近くのセイコーマートでお弁当を買い、ターミナルの隅っこのベンチでムシャムシャとかっこんだ。
そして、束の間の睡眠を取った。礼文島の晴れ間を願いつつ。。。


# by tm144en | 2017-07-19 05:00 | BMW G650x challenge | Comments(0)