だいちゃん史  (第1話  発端)

今の僕にとって、バイクとは人生の全てになってしまいましたが、突然そうなった訳ではありません。


出会いは16才、高校生。友人が原付免許を取り、『アプリリア クラシック』を乗っていました。
「ちょっと乗せて」が運命を変えます。「すげー!速ぇ〜!!」
僕の性格は、思い立ったら即行動なので、次の日にはもう原付の試験勉強をしていました。
そしてバイク選びですが、色々調べた結果アプリリアクラシックに勝るバイクは無い、ということになり(当時の見解)、親に保証人になってもらいローンで購入。思えばこの時から僕の『ローン人生』は、片時も休む事無く続いています。

免許もバイクも手に入り、(本当はバイクの方が早かったので、ちょいちょい無免で乗っていた事は秘密です☆)晴れて公の場でバイクに乗れることの喜びは、例えようがありません。
例えて言うなら、ドラクエで『船』をゲットして行動範囲が広がった時の気持ちに似ているでしょうか。(←笑って下さいね☆)

そして中免を取り、ZXR250を購入。全塗したり、分解したり、もしかしたらあの時が一番バイクが『楽しい!!』と思っていた瞬間かもしれません。
しかし18才になると、車にも興味を持ち始めました。ドリフト的な事がしたくて、そういう車を乗り継いできました。この時のウェイトは車の方が重かったように思います。

その後ZXRの故障を機に、250γspを購入。峠攻め『ゴッコ』して、それはそれで楽しんでました。
ところがある日、母親の影響で『ツーリング』なる物に興味を持つ事になり、2泊3日の道東の旅に出る事になります。目的地は『野付半島』と『サロマ湖の先端』です。
生まれて初めての大冒険に、もう気分は有頂天でした。
そして、帰って来てから思うのです。「ガンマじゃ駄目だ!この広い北海道を走るにはアメリカンじゃなきゃ!」

そう。この時から既に『適材適所の精神』があったのです。一つのバイクで色々するのではなく、『やりたい!』と思う事に適したバイクに乗る。21才のことでした。

そしてドラックスター400cを増車。思う存分ツーリングを満喫しました。半年で16000km走りました。
ここでまた思うのです。「ずいぶんダートが多いなぁ。ダートが走れなきゃ行きたいとこにも行けない。。。ていうか、オフロードバイク面白そうかも♪」
『適材適所』の精神が今度は僕に、XLRディグリーを買わせる事になります。勿論増車です。この時はまだガレージを持っていなかったので、家の前に3台止めていました。

オフ車は面白い!躍動感に満ちていて、乗る事自体に面白みが詰まっています。ドラックスターに乗る時は、目的地を必要とします。ガンマの2スト感も、良い事は良いが転んだ時の事を考えると恐怖が先に立つ。
ところが、オフ車は転んでも大した怪我もせず、最初の内はテクニックがみるみる上達するので、沸き立つような楽しさがあります。しばらくの間は海での練習がほとんどでした。

ある夏。ドラックスターでの連泊ツーリングの帰路、オイル交換をしてもらう為、車両を購入したバイク屋さんに持って行こうと思ったが、そこは家から少し遠く、疲れていたこともあり近くにある方のバイク屋さんに持っていく事にしました。

これが僕の人生最大の分岐点となるのです。これがなければ、今はありません。もっとつまらない人生を歩んでいたことでしょう。

続く、、、
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by tm144en | 2009-02-10 04:26 | だいちゃん史 | Comments(0)

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