【tm125EN】(第5回)早朝河原イディング(サスセッティング変更)
2017年 05月 16日
日曜日、未明。
まだ夜も明けきらない午前3時。待ちきれないとばかりに河原へと向かう。
以前付けたLEDのヘッドライトが、煌々と行く手を照らす。全く街灯の無い暗がりのモトクロスコースを、そこそこのペースで走ることが出来る。結果は上々だ。
ここまでで、ガソリン12リットル分を走行したが、玉切れの症状も無い。耐久性の最低限度をクリアしたと言って良いだろう。
レクチファイアやコンデンサーなどの手段を取らず、ただバルブをLEDに交換するだけの作業で、必要十分の効果を得ることができたのだから、技術の進歩にただただ感謝するばかりだ。
「今日こそは、20周。」
先週の雪辱を晴らすべく、気合いを入れる。
とはいえ、連続で20周は到底無理。2周ずつ休み休み走るのが肉体的に丁度良い。
この走り方は、サスペンションセッティングの観点からも都合が良く、細かく設定を変更し、考察することが出来る。
今日のセッティングは、まずは先週の状態で4周走り、リアの高速側ダンパーをメインに調節してみることにした。
『高速側』という表現はもしかすると正しく無いかもしれないが、17ミリのソケットで回せるこの部分に、おおよそ2回転分の調整幅が設けられているのだ。
ここは、サブタンクとの間で、リーフバルブとカートリッジ穴とのクリアランスを変更するようになっており、おそらくここで高速摺動時のフルードの流れに変化をもたせているものだと考えられる。
先週までは1回転の状態であったので、今回はとりあえずこれを0回転にする所から始めることにした。
ちなみに0回転はクリアランスが広がる位置にあたる。(メモリで合わせている為、最大値では無い)
この状態で2周走ってみると、非常に良い印象を受けた。特にウォッシュボードでのリアのコブの吸収力が良くなり、安心してアクセルを開けることが出来た。
非常に滑らかな走りになったと言えるが、若干フロントに硬さを感じる印象を受けた。
それもあってか、若干コーナリング時の安定感が落ちたような気がするが、定かではない。画一的なコーナリングができていないので、確かなことは言えない。
次に2回転の状態に変更。クリアランスを狭めた状態にして2周走ってみた。
すると今度は、明らかにリアの動きが硬くなった。リアが跳ね上げられるような感じになり、ウォッシュボードではとっちらかってしまう。まるでリンクレスのような状態になってしまったと言える。
とても良い印象を持てなかったが、コーナリングの安定感は先ほどよりはマシになったような気がする。
コーナリング性への影響がまだはっきりしないが、モトクロスコース故ウォッシュボードでの好印象を優先し、再度0回転に戻すことにした。
そして、今度はフロントのダンパーを上下ともー1クリックずつ弱め、先ほど感じたフロントの違和感を相対的に調整してみることにした。
その結果、さっきよりは良いような気もするが、変わってないような気もする。
逆に言えば、悪い印象は受けなかったと言えるから、まずまずの結果と言えるかもしれない。
このコースを一番最初に走り始めた時よりは、かなり良い状態に近づいているように感じる。自分のウデを棚に上げ、マシンに依存できる部分はここいらが最大限であろうと思う。
あとは粛々と周回を重ね、自分の走りの質を磨き、そうすればマシンに対する要求も変わってくるだろうから、その時になったらまたセッティングを変えていくのが良いだろう。
約30km。2時間かけて20周をなんとか走ることが出来た。最後の6周は止まらずに一気に走り続けた。まずまずの達成感と、とてつもない疲労感である。
しかしその走り方では、後半の質の低下が著しかった。ただ単に走っているだけであり、練習とは程遠い。
休み休み走ることは、そういった側面からも評価できると言える。
一つ気になることがある。
今日に限ったことでは無いのだが、このマフラーエンドのオイルの『タレ』。ベルレイは合成油で燃えの良いオイルのはずで、このようなオイルのタレ方をしないはず。フックスの時は植物性ということもあり、タレるのが当たり前だったが、その時と全く同じに見えるのだ。
これが144の時のベルレイ使用時のマフラーエンド。ガソリン20リットル、プラグかぶりを2本しているが、オイルはよく燃えていると言える。
125と144という排気量の差はあるが、それで果たしてこのような違いとなって現れるだろうか?
それ以外に違いは無いように思うが、、、
いや、もう一つある。
ベルレイの『容器』が変わっているのだ。
以前の379cc容器
から、今の355cc容器
に変わったのだが、まさかとは思うが、成分が違うのではないだろうか?
一応、どちらも合成油との表記はあるが。。。
まぁ、しかし、実は私としてはこの『タレて』いる方が好きだったりもするので、マシンに問題が無いのであればこの方が良いと思っている。
以前フックスからベルレイに変更した時は、この『タレ』が無くなってしまったことに少し物足りなさを感じていた。
というのも、私が初めて乗ったtmに使用したのがフックスであったので、このオイルの『タレ』こそが、私の中での『tm』という印象を強く残しているからである。
======
帰り道。アスファルトの路面で最高速アタックを試みた。
風もあり、折りたたみ椅子を背負っている状態であまり良い条件とは言えないが、メーターで120kmをマークした。
オフロードタイヤにオフロードフェンダーをつけて、125ccでこれだけ出せれば大したもんだと言って良いだろう。
120km以上もまだ出そうだったが、それ以上はフロントが暴れだしそうだったので諦めた。
そんな走りをしたからだろう。ガレージに戻った時に、、、、
めっちゃもえとーで(笑)
ダート走行でこの煙出させる位の走りが出来たら、どんなにカッコいいだろうか。。。
走行後は即メシ。ボロボロに消耗した体に、栄養素を補給していく。
ちなみに、インナープロテクターだが、
おしゃれ着洗い用の洗剤を使い、洗濯機でパッドごと洗うことにした。
遠心力の脱水はしないで、重力による脱水だけですすぎをして、濡れたまま陰干し。
この方法で多分、生地もパッドも痛みは極限まで抑えられるのではないかと思う。
1回2回で判断できることではないので、今後の経過をみていきたい。
まだ夜も明けきらない午前3時。待ちきれないとばかりに河原へと向かう。
以前付けたLEDのヘッドライトが、煌々と行く手を照らす。全く街灯の無い暗がりのモトクロスコースを、そこそこのペースで走ることが出来る。結果は上々だ。
ここまでで、ガソリン12リットル分を走行したが、玉切れの症状も無い。耐久性の最低限度をクリアしたと言って良いだろう。
レクチファイアやコンデンサーなどの手段を取らず、ただバルブをLEDに交換するだけの作業で、必要十分の効果を得ることができたのだから、技術の進歩にただただ感謝するばかりだ。
「今日こそは、20周。」
先週の雪辱を晴らすべく、気合いを入れる。
とはいえ、連続で20周は到底無理。2周ずつ休み休み走るのが肉体的に丁度良い。
この走り方は、サスペンションセッティングの観点からも都合が良く、細かく設定を変更し、考察することが出来る。
今日のセッティングは、まずは先週の状態で4周走り、リアの高速側ダンパーをメインに調節してみることにした。
『高速側』という表現はもしかすると正しく無いかもしれないが、17ミリのソケットで回せるこの部分に、おおよそ2回転分の調整幅が設けられているのだ。
ここは、サブタンクとの間で、リーフバルブとカートリッジ穴とのクリアランスを変更するようになっており、おそらくここで高速摺動時のフルードの流れに変化をもたせているものだと考えられる。
先週までは1回転の状態であったので、今回はとりあえずこれを0回転にする所から始めることにした。
ちなみに0回転はクリアランスが広がる位置にあたる。(メモリで合わせている為、最大値では無い)
この状態で2周走ってみると、非常に良い印象を受けた。特にウォッシュボードでのリアのコブの吸収力が良くなり、安心してアクセルを開けることが出来た。
非常に滑らかな走りになったと言えるが、若干フロントに硬さを感じる印象を受けた。
それもあってか、若干コーナリング時の安定感が落ちたような気がするが、定かではない。画一的なコーナリングができていないので、確かなことは言えない。
次に2回転の状態に変更。クリアランスを狭めた状態にして2周走ってみた。
すると今度は、明らかにリアの動きが硬くなった。リアが跳ね上げられるような感じになり、ウォッシュボードではとっちらかってしまう。まるでリンクレスのような状態になってしまったと言える。
とても良い印象を持てなかったが、コーナリングの安定感は先ほどよりはマシになったような気がする。
コーナリング性への影響がまだはっきりしないが、モトクロスコース故ウォッシュボードでの好印象を優先し、再度0回転に戻すことにした。
そして、今度はフロントのダンパーを上下ともー1クリックずつ弱め、先ほど感じたフロントの違和感を相対的に調整してみることにした。
その結果、さっきよりは良いような気もするが、変わってないような気もする。
逆に言えば、悪い印象は受けなかったと言えるから、まずまずの結果と言えるかもしれない。
このコースを一番最初に走り始めた時よりは、かなり良い状態に近づいているように感じる。自分のウデを棚に上げ、マシンに依存できる部分はここいらが最大限であろうと思う。
あとは粛々と周回を重ね、自分の走りの質を磨き、そうすればマシンに対する要求も変わってくるだろうから、その時になったらまたセッティングを変えていくのが良いだろう。
約30km。2時間かけて20周をなんとか走ることが出来た。最後の6周は止まらずに一気に走り続けた。まずまずの達成感と、とてつもない疲労感である。
しかしその走り方では、後半の質の低下が著しかった。ただ単に走っているだけであり、練習とは程遠い。
休み休み走ることは、そういった側面からも評価できると言える。
一つ気になることがある。
今日に限ったことでは無いのだが、このマフラーエンドのオイルの『タレ』。ベルレイは合成油で燃えの良いオイルのはずで、このようなオイルのタレ方をしないはず。フックスの時は植物性ということもあり、タレるのが当たり前だったが、その時と全く同じに見えるのだ。
これが144の時のベルレイ使用時のマフラーエンド。ガソリン20リットル、プラグかぶりを2本しているが、オイルはよく燃えていると言える。
125と144という排気量の差はあるが、それで果たしてこのような違いとなって現れるだろうか?
それ以外に違いは無いように思うが、、、
いや、もう一つある。
ベルレイの『容器』が変わっているのだ。
以前の379cc容器
から、今の355cc容器
に変わったのだが、まさかとは思うが、成分が違うのではないだろうか?
一応、どちらも合成油との表記はあるが。。。
まぁ、しかし、実は私としてはこの『タレて』いる方が好きだったりもするので、マシンに問題が無いのであればこの方が良いと思っている。
以前フックスからベルレイに変更した時は、この『タレ』が無くなってしまったことに少し物足りなさを感じていた。
というのも、私が初めて乗ったtmに使用したのがフックスであったので、このオイルの『タレ』こそが、私の中での『tm』という印象を強く残しているからである。
======
帰り道。アスファルトの路面で最高速アタックを試みた。
風もあり、折りたたみ椅子を背負っている状態であまり良い条件とは言えないが、メーターで120kmをマークした。
オフロードタイヤにオフロードフェンダーをつけて、125ccでこれだけ出せれば大したもんだと言って良いだろう。
120km以上もまだ出そうだったが、それ以上はフロントが暴れだしそうだったので諦めた。
そんな走りをしたからだろう。ガレージに戻った時に、、、、
めっちゃもえとーで(笑)
ダート走行でこの煙出させる位の走りが出来たら、どんなにカッコいいだろうか。。。
走行後は即メシ。ボロボロに消耗した体に、栄養素を補給していく。
ちなみに、インナープロテクターだが、
おしゃれ着洗い用の洗剤を使い、洗濯機でパッドごと洗うことにした。
遠心力の脱水はしないで、重力による脱水だけですすぎをして、濡れたまま陰干し。
この方法で多分、生地もパッドも痛みは極限まで抑えられるのではないかと思う。
1回2回で判断できることではないので、今後の経過をみていきたい。
by tm144en
| 2017-05-16 05:29
| tm125EN
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