2016年 08月 13日

【DB7】クラッチハウジング考察3

クラッチハウジングの妄想はまだまだ続くわけで、、、

東洋硬化さんの『溶射』及び『イオンプレーティング』による強度アップの方向性は難しいという結論に達しました。
ただ、実はこれは『最後に思いついた、一番の良案』であり、その前に考えていたもう2つの案があるのです。

1つ目。

『アルミ熱処理強度アップ作戦』

アルミエースさんという会社がある。
こちらで、クラッチハウジングを熱処理して、鍛え直してもらおうという考えです。
例えば先日作成した、ハブダンパーのカラー。使用した材料は、ジュラルミンの『A7075 T651材』という物でしたが、この『T651』という部分が、熱処理による強度アップの部分。つまり、ジュラルミンA7075材よりも強度のある材料ということになります。

アルミも鉄と同じように、熱処理の仕方で、柔さや硬さなどを調節するというガイネンがあるようですね。

ということで、こちらの会社で、クラッチハウジングを鍛え直してもらおうと考えたのですが、そもそも、ハウジングがどんな材料を使用していたかがわからないので、この熱処理作戦は頓挫したのです。
もし、クラッチハウジングが例えばA7075のT6を使用していたのなら、それ以上の熱処理は不可能。T6処理を2回行って、T12、、、とはいきません。
もし、素のA7075材(もしくは60材など)が使用されているのであれば、熱処理作戦は有効なのですが、結局調べようがありません。
ただ、多分、熱処理されているでしょう、おそらく。

ーーーーということで、2つ目の作戦。

『DLCコーティング作戦』

不二WPCさんという会社がある。DLCコーティングでおなじみで、以前フロントフォークのインナーチューブにDLCをかけようか検討したこともありました。
こちらでDLCコーティングをしてもらおうという作戦です。
DLC=ダイアモンドライクカーボンですから、スゲーカテーってことです。今回の案件では最適じゃないかと考えました。
そこで、ホームページの工賃表で調べてみると、クラッチハウジングの項目はあるのですが、どうやらWPC処理しか行っていない模様。
WPC処理とは、DLCコーティングとは違い下地処理のことで、金属表面の改質が目的となります。細かい金属粒子を表面にぶつけることで、疲労強度や磨耗性が向上するとのことです。

まぁ、WPC処理を行うことで、多少なりと耐摩耗性が上がるのであれば、価格も安いしやる価値はありそうですが、なんか腑に落ちない。
どうせだったら、DLCをかけたいところですが、クラッチハウジングには施工できないのでしょうか?
そう思い問い合わせをしようとしたところ、あれ?じゃぁイオンプレーティングなら?となって、前回の流れになったのです。

DLCコーティンはエンジン部品などにもかけられているので、寸法変化の部分に関しては問題ないのでしょう。
だったら、もしDLCコーティングが可能なのであれば、これが良いんじゃないだろうか?

、、、、という考えに至ったと同時に、

いや、っていうか、そもそも論として、クラッチハウジングは『使い捨て』というガイネンを持つべきなのではないか?と考えを新たにしたのです。
タイヤ然り、ブレーキパッド然り、『減ること』を宿命とした部品は多々あります。というか、全ての部品がそうであると言っても、過言ではないでしょう。
今まで『クラッチハウジング交換』という感覚を持ったことがありませんでしたが、乾式クラッチである以上、クラッチハウジングは10000KMで要交換。これが正解なのかもしれませんね。
純正品の価格をまだ知らないのですが、ヘタにコーティングなどをするよりも結果的に安く済むということも考えられます。
これはコストパフォーマンスに関わる所なので、人柱となって実験してみるのも面白いとは思いますが。。。




by tm144en | 2016-08-13 04:44 | BIMOTA DB7S | Comments(0)


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