【DB7】TTXメカニズム(アジャスターの構造)
2015年 09月 22日
さて、完全理解にはほど遠いのですが、現時点での理解度をまとめます。
TTX式ダンパー。
いわゆる、COMP、REB側それぞれの高速、低速の減衰力を調節出来る構造のダンパー。
高速、低速とは、ダンパーの『ピストンスピード』のことであり、段差などの急激な動きが「高速」、初期の沈み込みや良路の路面追従などが「低速」と分類できます。
厳密には「中速域」という概念もあり、上記はこれに該当し、高速域はモトクロスのジャンプ着地や波状路といったシチュエーションになるのですが、該当ダンパーに「中速域」と思われる調節部分が無い為便宜上「高速」と「低速」とに分けて考えることにします。
DB7のリアダンパーはエクストリームテック社製で、それを例にとって勉強していきます。
以前、『TTXを理解』の記事でフルードの流れについて粗方まとめました。
今回は、アジャスター部分に着目して考えていきます。
DB7のダンパーは、車体後方を向く形でこのように赤と青のダイアルが左右に並んで取り付けられています。
それぞれのアジャスターは、青がCOMP、赤がREBとなっています。
そして、それぞれの真ん中の4mmのヘックスで回すダイアルが低速側、14mmのソケットで回す部分が高速側となっています。
アジャスターを真横から見てみると、
この様になっています。
赤い矢印が高速時のフルードの流れで、リーフスプリングを押し上げて減衰力を発生させています。
青い矢印は低速側で、真ん中の通路穴と絞り穴の2箇所で減衰力を発生させています。
高速側のアジャスターは逆ネジになっているので、右に回すと、
スプリングが押され、リーフスプリングを圧着する力が増し、減衰力が高くなります。
逆に左に回すと、
スプリングの圧着力が減り、減衰力が低くなります。
リーフスプリングそのものも、枚数や順番などで減衰力に変化を持たせる事が出来ますが、このアジャスターの構造は、リーフスプリングでの特性の全体的な調節といった考え方になるものを思われます。
イメージ的には、ミッションの減速比と、それを全体的に変化させるファイナルのギア比という認識で良いのではないかと考えています。
このフルードの流れは、赤、青、つまりCOMP、REB側共に同じです。
=====
以上、アジャスター部分のフルードの流れをまとめました。
「こうなっている」という現状であり、「だからこうである」という理論展開への土壌構築の段階ですが、おそらくは、これ以上先には進めないと思います(爆)
TTX式ダンパー。
いわゆる、COMP、REB側それぞれの高速、低速の減衰力を調節出来る構造のダンパー。
高速、低速とは、ダンパーの『ピストンスピード』のことであり、段差などの急激な動きが「高速」、初期の沈み込みや良路の路面追従などが「低速」と分類できます。
厳密には「中速域」という概念もあり、上記はこれに該当し、高速域はモトクロスのジャンプ着地や波状路といったシチュエーションになるのですが、該当ダンパーに「中速域」と思われる調節部分が無い為便宜上「高速」と「低速」とに分けて考えることにします。
DB7のリアダンパーはエクストリームテック社製で、それを例にとって勉強していきます。
以前、『TTXを理解』の記事でフルードの流れについて粗方まとめました。
今回は、アジャスター部分に着目して考えていきます。
DB7のダンパーは、車体後方を向く形でこのように赤と青のダイアルが左右に並んで取り付けられています。
それぞれのアジャスターは、青がCOMP、赤がREBとなっています。
そして、それぞれの真ん中の4mmのヘックスで回すダイアルが低速側、14mmのソケットで回す部分が高速側となっています。
アジャスターを真横から見てみると、
この様になっています。
赤い矢印が高速時のフルードの流れで、リーフスプリングを押し上げて減衰力を発生させています。
青い矢印は低速側で、真ん中の通路穴と絞り穴の2箇所で減衰力を発生させています。
高速側のアジャスターは逆ネジになっているので、右に回すと、
スプリングが押され、リーフスプリングを圧着する力が増し、減衰力が高くなります。
逆に左に回すと、
スプリングの圧着力が減り、減衰力が低くなります。
リーフスプリングそのものも、枚数や順番などで減衰力に変化を持たせる事が出来ますが、このアジャスターの構造は、リーフスプリングでの特性の全体的な調節といった考え方になるものを思われます。
イメージ的には、ミッションの減速比と、それを全体的に変化させるファイナルのギア比という認識で良いのではないかと考えています。
このフルードの流れは、赤、青、つまりCOMP、REB側共に同じです。
=====
以上、アジャスター部分のフルードの流れをまとめました。
「こうなっている」という現状であり、「だからこうである」という理論展開への土壌構築の段階ですが、おそらくは、これ以上先には進めないと思います(爆)
by tm144en
| 2015-09-22 04:39
| BIMOTA DB7S
|
Comments(0)