【チャレンジ】試乗
2015年 09月 01日
ガレージから、1、2分も走れば河原に出ることが出来るので、作業が終わった夜中にコッソリ試乗してくることができる。
まさに、これこそが私が望んでいた環境であり、ガレージライフを120%楽しめる要素となっている。
今、手元にtmやトライアル車がないのが非常に悔やまれるが。。。
ーーーーさて、久しぶりのチャレンジ。試乗した率直な感想は
「の、乗れてネェ!」
実に1年ぶりとなるオフロード走行は、私のスキルを見るも無残な姿に変えていた。
まぁ、今回の試乗の目的は、スプロケ比変更の加速感の変化を見るのが主題なので、まっすぐさえ走れれば良いのだが。
スプロケットの大幅なショート化は、加速感の上昇よりも、ただ単に頭打ちが早くなるだけで、シフトチェンジが忙しくなるだけというのが、今までの私の経験である。
それでも、非力な250トレールなどならそれなりに効果が望めるのだが、こと650シングルではむしろその加速感を削ぐことにもなる。
フサベルがそうだった。
フサベルも8丁位のショート化を行った結果、650シングルならではの際限なく加速していく感じが削がれ、腑抜けたシフトチェンジの忙しいマシンになってしまった。
650シングルは、すでに有り余るトルクを有しているのだから、少し高めのギアでワイドオープンすれば狂ったように前進するのだ。
ただ、それは最初の印象。
そこから乗り込んでいく内に、アクセルの開け方、ギアの選択の仕方がそもそも違っていたことに気付いた。
ワイドレシオの方がギアの守備範囲が広く、所謂『乗り易い』と言える。650cc程のトルクがあれば、極端な話オートマ状態と言っても過言ではない。
しかし『速く走る』となると全く別で、コーナーレイアウトに合わせたギア比で走行することが最も重要だと言える。
この辺の話は、私のようなサンデーライダーの語れる範疇ではなく、サーキットを走り込んでいる猛者の方の出番であるが、それでもライダーの端くれとして、直感的にシフトチェンジやアクセル操作をしてはいた。
その甲斐があったのか、フサベルに乗っていた最後の方では、かなり速く、そして逞しく走れていたように感じる。
瞬間的にせよ、『意のまま』であったと言える。
チャレンジは、フラットダートを150キロで巡行するようなレシオであり、またそれに耐えうる車体である。
その為、細々した林道には向いておらず、ギア比が中々合わせられなかった。
というか、正確に言えば私のスキルでは操作できなかった、と言える。要するに、その速度域で突っ込めない!
その辺の感じが、昨日乗った印象では『乗り易く』感じた。軽量なエンデュランサーに近い印象だ。
ただ、そうなると今度は、別の問題が浮上してきた。
マシン重量が浮き彫りになるのだ。
tmでおよそ100kg、フサベルが120kg程だとすると、チャレンジは160kg程になる。明らかに重量級なのだ。
しかも、トレール量が多くハンドルが切れ込む傾向がある。その為、低速時にどうしてもマシンの重さを感じてしまう。
チャレンジに、tmやフサベルを重ねようとするから、結果チャレンジのアラが見えてしまう。
チャレンジはチャレンジであり、チャレンジの独壇場がある。
そのシチュエーションでのみ羽ばたかせてやれば良いのだが、いかんせんオフロードマシンが1台しかない現状、どうしても1台2役3役と欲してしまう。
それを解っていたから、過去複数台を所有していたのだ。
手放してしまったものはもう戻ってこないし、もう一度手に入れるほど財力もない。
チャレンジが与えてくれる『楽しさ』を、楽しめばよいのだ。
by tm144en
| 2015-09-01 05:49
| BMW G650x challenge
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