2015年 07月 30日

【DB7】TTXを理解

さて、一晩考えまして、TTX(エクストリームテック社で『TTX』と呼ばれているかは定かではありませんが、要するに圧伸調節可能なリアダンパーのこと)を理解するにいたりました。

まず、COMP時、REB時のそれぞれのオイルの流れから。

COMP

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REB

e0159646_6234043.jpg


というようになっています。
COMP時は、スライドピストンの上昇によって、ピストンの上部は圧力が発生しCOMP側減衰力調節機構を通り、そこから二手に別れます。
一方は、ピストン下部の負圧によってREB側のワンウェイバルブを通り戻る分。
もう一方は、ダンパーロッドが侵入して増加した体積分がサブタンクへと流れていきます。
K1の場合もこれと同じですが、違うのはスライドピストンそのものに減衰力調節機構が備わっているという点。

REB時は逆で、スライドピストンの下降によって、ピストン下部に圧力が発生しREB側減衰力調節機構を通り、サブタンクから戻ってくる分と共にCOMP側のワンウェイバルブからピストン上部へと戻っていきます。

アジャスターのワンウェイバルブとは、

e0159646_5565658.jpg


ここのことですが、画像で見えている穴は、高速側の減衰力発生(リーフバルブ)で、その外側のリーフバルブとリーフスプリングで隠れている部分となります。
つまり、画像の奥側から流れてきたオイルが、ここのリーフスプリングを押し上げ流れ出てくるというわけです。

それぞれのアジャスターは、

COMP

e0159646_5594760.jpg



REB

e0159646_604958.jpg


このような流れになっています。

左右のアジャスターはつ横穴でながっていて、

e0159646_61244.jpg


この穴がサブタンクとワンウェイバルブをつなぐ部分となります。

ダンパー本体側は、COMP側REB側それぞれの穴が、

e0159646_615955.jpg


このようになっていて、画像では綿棒をさしているのですが、これを下側から見てみると、

e0159646_63159.jpg


それぞれ違う場所から出てきているのがわかります。
段の違う場所からでてますが、これすなわち、カートリッジ内のチューブで仕切られいるということになります。

つまり、DB7のダンパーアジャスターは、

右側がCOMP
左側がREB


であり、そのそれぞれの

真ん中の六角が低速側12段
外側の六角が高速側19段


ということがわかりました。
つまり、アジャスターだけでも51984通りの調整幅があるという事です。
これにシムやスプリングを入れれば桁が一気に変わり、フロントとの兼ね合いをいれればさらに。
車高やリンク比を入れればもはや天文学的数値です。

まぁ、有効値は半分以下でしょうけど笑

ちなみに高速側のアジャストは、アジャスター本体の位置をズラすことによる調節のようで、リーフバルブそのものではない為、どちらかといえば補助的な意味合いであると推測できます。

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総括

今回、オーリンズフロントフォーク、K1リアダンパーと続いての第3段目ということもあり、比較的楽に理解を深めることが出来ました。
高度な減衰力調節機構の仕組みはオーリンズフォークで、リアダンパーの仕組みはK1で理解し、今回はその複合という形となっていました。
もし、一番最初がこれだったら、おそらく全く理解不能であったと思います。

ただし、基本的な構造そのものは理解できても、実際にその調節をするとなると全く別の次元で、それこそ何十時間何百時間という時間をかけて、経験的に理解していくしかないのだと思います。

しかしながら、内部の構造を理解してそれを行うか否かでは、大きな差があることは明白。

とはいえ、そこは私のあまり好きな領域ではないので、多分テキトーなセッティングで満足するものと思われるのであります(笑)


尚、私はサスペンション屋さんでもバイク屋さんでもなく、一介のシロートでありますので、内容に関しては、決していい加減に書いてはいませんが、誤りがあるかも知れません事を、ご理解ご注意願いたい所存であります。

by tm144en | 2015-07-30 06:21 | BIMOTA DB7S | Comments(0)


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