2015年 07月 26日

【DB7】人馬一体ツーリング (詳細最終編)

多和平に寄るのはギリギリだった。
開陽台を出てすぐに、燃料警告灯が点いていたのだ。

ガス欠するかもしれないという思いはあったが、もはやガス欠ごときでは動じない。ガソリンが無くなったらのなら、押せば良いのだ。

、、、ロードサービスもあるが。

とにもかくにも、

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ガス欠することなく、無事弟子屈に到着。

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もう、あと僅かであった。道に迷いやすい道東の道。もし迷っていたらアウトであっただろう。

さて、ここまでで670kmを走行した。出発してから12時間が経とうとしている。
まだまだ走れる気力はあるが、ここらで大きく休憩を挟むことに。

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屈斜路湖畔『コタンの湯』
私は、旅先の温泉ではかなりの長風呂をする。スポーツドリンク片手に、軽く2時間は入る。
日本人は温泉好きとよく言うが、あれは本当だろうか?

コタンの湯には一つの特徴がある。『記念入浴』の観光客が非常に多い。
屈斜路湖畔から湧き出る源泉から造られた無料の温泉であるコタンの湯は、色々な情報誌に載るほど有名な温泉であるが、その為一目見ようと訪れる者があとを絶たない。

得体の知れない温泉ならいざ知らず、目の前で人が入っているのだから遠慮せず入れば良いのに、ただ見て帰るだけなんて、何が面白いのか?温泉は見るものではなく、入るものである。

そんな中でも、なんとか勇気を振りしぼって(?)温泉に入るまでに至る者もいるが、ものの1分位で出ていってしまう。
おいおい。まさかそんなんで、後日「いやぁ〜、屈斜路湖の温泉入ってきたよー」なんて言うまいな!?まったく、カラスもびっくりだ。
ま、まさか、オシッコだけしてったわけじゃぁあるまいな!?コタンの湯はかけ流しじゃないから、オシッコしたら残るんだぞ!絶対するなよ!!

結局の所、2時間の間で入浴した者入れ替わり立ち替わりで6人、見ただけの者は10数人の大盛況ぶりだった。

それだけ騒々しくても、1人になった時の静かな時間が止められず、何度も足を運んでしまう。
かけ流しの温泉では絶対に味わえない『静かな時間』

さて、屈斜路湖周辺の山に、怪しげな雲がかかっている。多和平を出た時から、実はポツポツとあたっていた。
天気予報を確認すると、今晩から未明にかけて全道的に雨模様のようだ。
まだまだ走るつもりだったが、致し方無い。帰る事に。

雨雲は夜中辺りから襲いかかってきそうなので、今から帰ればギリギリ雨に当たらずにすむかもしれない。

、、、と思ったのだが、

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甘かった。
士幌で完全な本降りにあたってしまったのだ。

雨に当たると何がマズいって、

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持ち物が濡れて壊れるのが一番マズい。

夏の雨だから、体が濡れるのは大丈夫。起きてさえいれば、気持ちは悪いがどうという事は無い。
ガレージに着くまでの道のりなら大丈夫である。

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朝に来た帯広のスタンドで、今回最後の給油。

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弟子屈とだいちゃんガレージとの、丁度中間に位置しているようだ。

さて、ここから先の記憶が無い。
雨は小雨で、体がビチョビチョになるほどではなかったのが不幸中の幸いとは言えるのだが、その分霧が深く、数メートルしか視界が確保でき無い状況が延々と続いた。

朝2時間で走れた道を、3時間掛かってようやく

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ガレージに着いた時には、日が変わっていた。

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1063km、走ってきただけ。
マシンの鼓動を感じながら、ただひたすらに。
考えていた事は、一体感。
操っているのではない。
乗せられているのでもない。
1人と1台が一つになって、走っていた。
望洋たる大地も、あの綺麗な山並みも、我々の前では無意味。
この時間をいつまでも。
この一体感を永遠に。。。

by tm144en | 2015-07-26 06:55 | BIMOTA DB7S | Comments(0)


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