2015年 07月 16日

【DB7】ステムベアリング締め付けナットの特工

さて、フロントブレーキ時のハンドルに伝わるゴリゴリ感。
原因を究明する為、改めて色々なシチュエーションで症状を確認した所、どうやら『路面』に影響しているように思われました。
路面が舗装直後のような綺麗な状態であれば、強いブレーキングでも殆ど感じることは無かったのです。
ただ、実際には大なり小なり路面は起伏しているので、その大きさに合わせた振動がハンドルに伝わってくるのです。
ブレーキング時の症状だからと言って、ブレーキシステムだけに原因があるとは言えないというアドバイスをいただきまして、「フォークのスライドメタルの可能性もある」という指摘も受けました。

フォークはバラしたばかりですが、スライドメタルやシールは新品にしなかったので、それが原因である可能性は十分にあります。

そう言われてみると、フロントブレーキを握ってフォークをストロークさせると、ある領域で「ゴリッ」という感触が伝わってきます。
これは正常な状態でもあるものなのか否かは判断出来ませんが、あまり良い感触ではありません。

こうなってくると、スライドメタルがいよいよ怪しくなってくるのですが、とりあえずその前に一つ確認しておくことがありました。

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ステムベアリングのナットです。
穴が4箇所空いているだけの特殊なナットだったので、プーリーホルダーで適当に締めただけでした。

もしかしてここがガタついているかも、と思った次第なのです。

で、触ってみると、、、

手で緩むやんけ!!!

ダメッダメですね(笑)
ステムが固定されていますから、外れるということはありませんが、ユルかったらガタツキもでるでしょう。

やっぱ、ちゃんと締めなきゃだめか。。。(←当たり前!!)

ーーーーーということで、工具を作る所から始めます。

ベースになる物をアストロさんに探しに行くと、

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こんな良い物がありました☆☆☆
これは自転車用の工具なのですが、良い感じのデコボコが規則的な配列をしており、偶然なことに丁度十字の位置に『凸』部分があるではないですか!!
最初は普通の六角ソケットから削り出そうと考えていたのですが、こちらの方が位置決めが容易です。

早速買って帰り、削る位置をマーキングし、高速カッターとヤスリで削りに削ること3時間。。。

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完成〜☆☆☆

やはり、爪の位置精度を高めるのが苦労しました。
4箇所の穴に正確に刺さり、4個の爪に均等に力が加わる必要がありますからねぇ。
頭で考えるより難しい事です。

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安物ヤスリ2本死亡。

そして、やっとのことで、

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しっかりとした締め付けをすることが出来ました??

特工作るの面倒くさがって、あり合わせの物で締め付けたのですが、やはりちゃんとした工具でちゃんとした作業をしなければいけませんねぇ〜、、、てか、バイク整備ナメてたら死ぬよ〜?

by tm144en | 2015-07-16 04:53 | BIMOTA DB7S | Comments(4)
Commented by sb6r-spl at 2015-07-16 19:58 x
倒産前のbimotaはステムベアリングは上下とも圧入のモデルが多いと思いますがdb7は違うんですか?
形は違いますがうちのもアルミのカバーついてますが・・・カバーなんで手締めでロックナット軽く締めておしまいです。ベアリングの調整はプラハンでシャフトやアウターレースを叩いて調整してます。決まると変わらないんでいいんですが調整が大変です。
Commented by tm144en at 2015-07-17 09:57
DB7のステムは、ナットを締め込んでベアリングに与圧をかける構造になってますね。
トップ側の内輪は、ステムシャフトに対して多少の引っかかりはありますが、圧入とまでは言えません。

圧入で与圧を設定する構造なのであれば、もう作業者の『勘』しか無いんでしょうね!面白い!
アウターレースを叩くということは、ベアリングも非分離式なのですね!珍しい!

いや、もう、整備性悪そ〜〜(笑)
Commented by sb6r-spl at 2015-07-17 18:44 x
おお、少し進化したんですね~!
sb6rや6,7は完全な圧入です。
決まればいいんですが調整が大変。
しかも6や7はキャスターアングル替えれる様になってますのでベアリングが特殊なんです。某社で1個3万です(笑)
6rはテーパーローラーなんでまあまあ、手に入ります。
設計者が少し反省したんですかね~(笑)
Commented by tm144en at 2015-07-19 04:45
DB7はかなり猛省して設計したんじゃないでしょうか?笑
イジッていて、特段おかしなところは無いように感じます。
ただ、それが故オリジナリティーも薄れてきているのでしょう。やはり、一昔前のトンがってたマシンには一歩譲る気がします。


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