2015年 06月 25日

【DB7】ブレーキフルード

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モチュールのDOT3&4です。
今、DOT4単体っていうのは無いんですね。DOT3とDOT4をこの一つにまとめたという訳。

そうなると、私のような感覚の持ち主は、「なんかやだな〜」と思ってしまいます。『兼用』というのがキライなのです。

ただ、今回のブレーキフルードの件に関して言えば、『兼用』は全くネガティブなことではありません。

そもそも、DOT4は3より良いという、漠然的なイメージを持つからそう思ってしまうのです。

ブレーキフルードもエンジンオイル同様、高温時特性と低温時特性があり、高温時特性に優れているのが4で、低温時特性に優れているのが3という区分になっています。

高温時特性は言わずと知れた『耐フェード性』。ハードブレーキングによるブレーキシステムの発熱に耐えるという特性。

対してあまり言われることの無い低温時特性とは、低温時の流動特性という意味。
低温時の流動特性が良い(柔らかい)ということは、すなわち油圧の伝達速度が速い、ということになります。

バイクでも標準装備になりつつあるABSは、高速で油圧のオンオフを繰り返しますから、油圧の伝達速度というものが非常にシビアになってきます。
また、油圧の立ち上がり速度が速いということは、空走距離の短縮に繋がりますので、事故の防止やサーキットでのタイム短縮に繋がるでしょう。

したがって、DOT3&4というのは、「3と4のどちらでも使える」という意味ではなく、「4の高音特性と3の低温流動性を兼ね備えた、スペシャルなフルード」と捉えることが出来るのです。

ゆえに、DOT4よりも『良いフルード』という位置付けになります。

ちなみに、DOT5、1は、3&4よりもさらに幅の広くなった特性を持っています。

3&4というネーミングが、なんかアレなんですよね〜。

最後に、DOT規格はあくまで規格なので、一定の基準を達成していれば規格クリアということになりますが、メーカーによって、規格スレスレなのか、大幅クリアなのかは変わってきます。
例えば、DOT4のドライ沸点の基準は230℃以上ですが、モチュールの3&4はこれを245℃で達成しています。
確か、昔のDOT4は、ドライで260℃位あったはずなんですが、記憶が定かではありません。。。

by tm144en | 2015-06-25 15:41 | BIMOTA DB7S | Comments(0)


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