質と効率

お客さん商売。
お客さんからお金をいただいて、よろこんで貰うのが仕事。

だが、自分の生活が出来なければ本末転倒。慈善事業でなはない。そこはしっかりと『利益』を出すことが、ひいてはお客さんの為でもある。

しかしながら、これが最大級に難しい。

なぜなら、極論『お客さんによろこんで貰うこと』(質)と『利益』(効率)とは対極にあるからである。

しかしそれは、商品価格が安い→お客さんよろこぶ→利益圧迫・・・などという単純なことばかりではない。

例えば、
オーダーを受けた飲み物を一刻も早く出したい→バイト増員→利益圧迫
オーダーを受けた飲み物を一刻も早く出したい→効率化→質の悪化

高品質は効率を無視しなければ達成できない。
利益は効率を追求しなければ得ることは出来ない。
お客さんは質も求めるが、時間も求める。

忙しくて、まるでバケツをひっくり返したような状況になって初めて利益を出せるが、そんな状況で果たしてどれだけの質が保てたと言えるだろうか。

1日程よいお客さんの入りで、一組一組ちゃんと丁寧に接客できた。
でも、利益は出なかった。

何を求め、何に重きを置き、何をすべきなのか。

質と効率の狭間で、今日ももがき苦しむ。
Commented at 2015-05-16 19:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tm144en at 2015-05-17 12:26

我々の業種は『味覚』がメインの売り物なので、好みの差はあれど、パフォーマンス(味)に対しては割と正当な評価が下されるので、その点は恵まれている方だとは思います。
ただし、健康を害する『美味しい』もあるのが飲食業界の怖いところで…


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by tm144en | 2015-05-16 07:11 | Comments(2)

カメラとバイクとエトセトラ


by だいちゃん