【K1】ビルシュタイン製リアショックユニット分解
2014年 09月 30日
K1に乗ってる知り合いがいるのですが、その方のK1のリアショックが縮んだまま元に戻らなくなるという状態になってしまったそうで、しかもバイク屋さんでは「非分解式でパーツも手に入らないから直せない」と言われる始末。
バイク屋がお金を貰う仕事としてやるのであれば、非分解のリアショックのオーバーホールは確かに手を出せるものではないでしょう。
しかし、これが宇宙からの飛来物だって言うんなら話は別ですが、この地球上で人間が作り出したものなのですから、分解出来ない、直せないというのは極論あり得ない訳です。
そんな訳で、先日オーリンズフォークをOHしてすっかり調子にのってしまった私は、「やるだけやらせてくださいー」と言って、自分のK1のリアショックと交換したのでありました。
『縮んだまま戻らなくなる』という症状から、シャフトが曲がって引っかかってるとかじゃないのか?と最初は考えました。現に転倒車両らしく、見た感じもなんとなく違和感を覚える曲がりがあるような気がします。
シャフトが、というか、シャフトのボトム部分の付け根で曲がっているのではないか?
とりあえず、スプリングが付いていたのではどうもなんないので、
危なっかしい方法で外しました(笑)
縮んだまま戻らなくなる、とのことでしたが、現時点では戻っているようです。
試しにストロークさせてみると、
それなりの抵抗感ですんなり縮みます。
、、、しかし!戻らない!!
全力で伸ばそうとしても、ピクリとも言いません。
人力ではどうにもならないので、
キャリパーピストンのやつでなんとか伸ばす事は出来ました。
確かに、縮むけど、伸びない。
ただ、この作業でシャフトの曲がり等で引っかかってるということではないということがすぐに判りました。
というのも、ストロークの『ある地点で』引っかかるというような症状ではなく、『伸び側全般』において動かなくなるという症状だったのです。
つまり、油圧ジャッキのような状態。
以前までの私であれば途方に暮れていたでしょうが、オーリンズでしっかり勉強した今となっては粗方想像が働きます。おそらく、伸び側の通路に何かが詰まっているのではないか?
とにもかくにも分解です。早く中が見たい!!
ガスが封入されているので、まずはそれを抜きます。
ボルトで栓されているだけでしたので、ガス入れる時はなんかつけないと駄目ですね。
Cクリップが付いているのですが、蓋が被さっているので一旦少し中に押し込む必要があります。
蓋には『DO NOT OPEN!!』的な事が書かれていますが、ワタシエイゴワッカリマセーン!
指先の力では動かないので、プレスでズラします。
Cクリップは簡単にはずせれますが、いかんせんロッドが伸びてこないし、さっきのキャリパーツールでは開きに限度があります。
さて、どうしたものかと思案。。。
あっ!
足場ジャッキ☆☆☆
案配はあまり良くありませんでしたが、なんとかイケそうです♪
蓋が外れると、、、
うわぁ!なんか出て来た!!
完全にアウト!ゴムっぽいこれは、多分衝撃吸収のブッシュでしょう。
そして、
超くっせぇ〜〜!!
ぼっとん便所のオイニーだ!!(爆死)
途中でピストンが何かに引っかかって抜けてこなくなったので、よく見るともう一個Cリングがついてました。
そして、それを外すと、、、
ゲロゲロ〜ン!木っ端微塵こ〜〜!
もう、穴という穴が塞がっちゃってます。こりゃ、動かなくもなるさ。
シャフトに曲がりはありませんね、見た限りでは。
減衰力アジャスターのないタイプですので、構造も至ってシンプル。一個足りませんけど(笑)
とりあえず、木っ端微塵こになってパーツにこびりついたブッシュの破片を奇麗に洗い流し、
仮組してピストンの動きをみると、ちゃんとスムーズに動きます。
おそらく、ガスが抜けた状態で走行したことで、ブッシュが潰されて木っ端微塵に砕け散ったのではないでしょうか?
そのガス室ですが、
一旦押し込むと隠れCリングが現れ、それを外すと、
抜き取れました。
中にスライドピストンが入っており、
これも抜き取れます。
これでガス室とオイル室を区分けして、ロッドの位置によってガスの圧力と共に移動しているのでしょう。
構造原理の詳細は後日。。。
ーーーーダンパーの内部を覗くと、
見覚えのあるものが☆
でも、筒の径が違うので、
やっぱ入らん!
木っ端微塵このブッシュがアチコチに入り込んでるはずですから、ここも分解&洗浄の必要がありますよね。
また作りますかー!
いや〜、楽しくなってきたぞ〜♪
バイク屋がお金を貰う仕事としてやるのであれば、非分解のリアショックのオーバーホールは確かに手を出せるものではないでしょう。
しかし、これが宇宙からの飛来物だって言うんなら話は別ですが、この地球上で人間が作り出したものなのですから、分解出来ない、直せないというのは極論あり得ない訳です。
そんな訳で、先日オーリンズフォークをOHしてすっかり調子にのってしまった私は、「やるだけやらせてくださいー」と言って、自分のK1のリアショックと交換したのでありました。
『縮んだまま戻らなくなる』という症状から、シャフトが曲がって引っかかってるとかじゃないのか?と最初は考えました。現に転倒車両らしく、見た感じもなんとなく違和感を覚える曲がりがあるような気がします。
シャフトが、というか、シャフトのボトム部分の付け根で曲がっているのではないか?
とりあえず、スプリングが付いていたのではどうもなんないので、
危なっかしい方法で外しました(笑)
縮んだまま戻らなくなる、とのことでしたが、現時点では戻っているようです。
試しにストロークさせてみると、
それなりの抵抗感ですんなり縮みます。
、、、しかし!戻らない!!
全力で伸ばそうとしても、ピクリとも言いません。
人力ではどうにもならないので、
キャリパーピストンのやつでなんとか伸ばす事は出来ました。
確かに、縮むけど、伸びない。
ただ、この作業でシャフトの曲がり等で引っかかってるということではないということがすぐに判りました。
というのも、ストロークの『ある地点で』引っかかるというような症状ではなく、『伸び側全般』において動かなくなるという症状だったのです。
つまり、油圧ジャッキのような状態。
以前までの私であれば途方に暮れていたでしょうが、オーリンズでしっかり勉強した今となっては粗方想像が働きます。おそらく、伸び側の通路に何かが詰まっているのではないか?
とにもかくにも分解です。早く中が見たい!!
ガスが封入されているので、まずはそれを抜きます。
ボルトで栓されているだけでしたので、ガス入れる時はなんかつけないと駄目ですね。
Cクリップが付いているのですが、蓋が被さっているので一旦少し中に押し込む必要があります。
蓋には『DO NOT OPEN!!』的な事が書かれていますが、ワタシエイゴワッカリマセーン!
指先の力では動かないので、プレスでズラします。
Cクリップは簡単にはずせれますが、いかんせんロッドが伸びてこないし、さっきのキャリパーツールでは開きに限度があります。
さて、どうしたものかと思案。。。
あっ!
足場ジャッキ☆☆☆
案配はあまり良くありませんでしたが、なんとかイケそうです♪
蓋が外れると、、、
うわぁ!なんか出て来た!!
完全にアウト!ゴムっぽいこれは、多分衝撃吸収のブッシュでしょう。
そして、
超くっせぇ〜〜!!
ぼっとん便所のオイニーだ!!(爆死)
途中でピストンが何かに引っかかって抜けてこなくなったので、よく見るともう一個Cリングがついてました。
そして、それを外すと、、、
ゲロゲロ〜ン!木っ端微塵こ〜〜!
もう、穴という穴が塞がっちゃってます。こりゃ、動かなくもなるさ。
シャフトに曲がりはありませんね、見た限りでは。
減衰力アジャスターのないタイプですので、構造も至ってシンプル。一個足りませんけど(笑)
とりあえず、木っ端微塵こになってパーツにこびりついたブッシュの破片を奇麗に洗い流し、
仮組してピストンの動きをみると、ちゃんとスムーズに動きます。
おそらく、ガスが抜けた状態で走行したことで、ブッシュが潰されて木っ端微塵に砕け散ったのではないでしょうか?
そのガス室ですが、
一旦押し込むと隠れCリングが現れ、それを外すと、
抜き取れました。
中にスライドピストンが入っており、
これも抜き取れます。
これでガス室とオイル室を区分けして、ロッドの位置によってガスの圧力と共に移動しているのでしょう。
構造原理の詳細は後日。。。
ーーーーダンパーの内部を覗くと、
見覚えのあるものが☆
でも、筒の径が違うので、
やっぱ入らん!
木っ端微塵このブッシュがアチコチに入り込んでるはずですから、ここも分解&洗浄の必要がありますよね。
また作りますかー!
いや〜、楽しくなってきたぞ〜♪
by tm144en
| 2014-09-30 03:33
| BMW K1
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