2014年 09月 24日

【DB7】スイングアームピボットがズレてる件

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さてスイングアームですが、ピボットシャフトがズレています。
左側からシャフトを挿すと、

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ガッツリ(汗)

以前、ここのベアリングを交換した時にも記事にしたことがありますが、最初に外した時からこの状態だったのです。
ちなみに、右側からシャフトを挿せば、左側のベアリングの途中までは入るので、残りはハンマーでガンガン叩いて入れる事になります。スゲー精神衛生上良く無い。というか、ベアリングにも良く無い。
左側はニードルベアリングなので、ボールベアリングよりはまだマシですが。。。

まず考えるべきは、これはビモータが狙ったことなのか?という点。右側からなら差し込める点を考えると、無きにしも非ずなのだろうか?

では、このような状態でシャフトを差し込む事で、いったいどのような事が考えられるのか?

軸のズレた向かい合うベアリングに鉄製のシャフトを差し込んでいるので、シャフトとスイングアームの強度から考えて、シャフトがしなった状態で装着されていると考えられます。左右のベアリングのズレは、シャフトの弾性域の範囲であると言える訳です。

つまり左右のベアリングの水平方向に、シャフトが真っすぐになろうとする(バネの張力のような)力が常に働いていることになります。

右側のベアリングはボールベアリングが2つ、左側はニードルとスラストの一体型ベアリングが2つ装着されています。

ボールベアリングは点、ニードルベアリングは線での接触なので、点の接触の方が負荷が集中し、ベアリングの玉が弾性変形します。

左側はチェーンがあり駆動力で大きく引っ張られる方なので、より強力なベアリングが必要ですが、右側にそれは必要ありません。

以上の点から考え、もしかすると、

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静止状態、及び走行中でもアクセルオフの状態では、青い矢印の力(シャフトの弾性力)が常にベアリングに掛かっていますが、加速状態に入ると、

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緑の矢印のように、スイングアームがチェーンに引っ張られて歪むので、ベアリング内のベクトルが相殺され、ベアリングへの負荷が無くなるのではないでしょうか?
また、右側はボールベアリングの為、このスイングアームの歪みに対して、(ベアリング内の弾性変形も発生している為)柔軟に対応するのではないでしょうか?

つまり、加速状態において、ベアリングの水平方向の負荷が低減されることで、本来のスイングアームの動きである垂直方向の負荷に集中する事ができ、滑らかな動きを実現しているとは考えられないでしょうか?

平滑な路面を真っすぐ惰性で走行している時は、然程サスペンションの動きに気を使わなくても良いですが、加速状態やコーナリング中では路面への追従性は重要になってきます。

もしかすると、そこまで考えられているのではないでしょうか。。。。。。。

ーーーーーーーちなみに、どちらのベアリングがズレているのか調べる為、

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スイングアームを立て、

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アクスルシャフトに水準器をあて、水平を出します。

この状態で、左右それぞれのベアリングにシャフトを通し、その状態を水準器で調べてみると、

右側から通した場合、

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左側から通した場合、

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という結果になりました。
完全に左側のベアリングの方が軸がズレていることが判りますね。

このベアリングのハウジング部分は、

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円筒状のパイプが、スイングアームの楕円フレームに溶接されているだけなので、まぁ、多分、溶接する時に、軸がズレちゃったんだろうなぁ。。。(涙)

by tm144en | 2014-09-24 03:24 | BIMOTA DB7S | Comments(0)


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