2014年 08月 27日

ベアリング発熱実験 その2

性懲りも無く、今一度運動中のベアリングの温度上昇を比較してみます。

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正確さを期する為、前回の問題点を解消しました。温度計は普通に調理とかで使うタイプのものです。
ベアリングの固定は、以前用意したクランプで挟み手で支えるという方法です。

これで、かなり正確に計測出来たと思います。

方法は、純正品とSKFの2つをそれぞれ10分間回転させ、その温度の上昇具合を確認します。

まず純正品の方はと言いますと、回転直後から2分間位の温度の上昇が素早く、22度から30度後半位まであがります。
そこからはやや上昇速度は落ちますが、順調に温度を上げ5分頃には50度に達しようかという勢いです。
しかし、そこからは上げ渋り、10分に至るまで結局53度までしか上がりませんでした。

一方SKFの方は、こちらも回転直後は純正品と同じく素早い温度上昇で30度後半まで上がり、そこからはやや速度を落とし、4分後半には50度に達しました。
そこからはやや上げ渋るも、純正品よりはじわりじわりと上げていき、60度に乗せるかと思わせるも、58度で打ち止めをくらい10分が経過しました。

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総括

回転直後に素早い温度上昇を見せるのは、グリースのせん断抵抗によるものであり、それ以降の上昇の仕方がベアリングの違いによる所だと考えられる。
2つを比較すると、SKF製の方が上昇に力強さを感じ、最終的には純正品と5度差となった。

内部すきまが狭い方が、温度の上昇が大きいと考えるのであれば、純正品はやはりCNのSKFよりすきまが大きい→C3以上であるという事が言える。
しかしながら2社は別メーカーの為、『精度』や『材質』の差というのも視野にいれなければならず、もしかすると5度という温度差は、同じすきまでも精度や材質の差で生じるレベルのものとも考えられるのかもしれない。

また、今回の実験では使用グリス、及びシールリップの形状も違う状態での計測であった為、その点で正確な実験だったとは言えず、それは次回へつなげることとする。

by tm144en | 2014-08-27 01:57 | BIMOTA DB7S | Comments(0)


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