あ、意外と、、、 (*記事訂正あり)
2013年 10月 01日
ベータのRR2T250のリアブレーキディスクのサイズが240mmなのにビックリ!
BETA RR2T250
数多あるエンデュランサーのブレーキディスクは、フロント260mm、リア220mmが定番なのですが、唯一tmだけが市販標準状態でフロント270mm、リア245mmを採用しており、その性能の高さは身をもって体感してます。(ディスク径だけで語れることではありませんが)
ところが、エンデュランサーの歴史は非常に浅いであろうBETAの2T250が、フロントこそ260mmですが、リアがtmに僅か5mm差という事実!!これには意外と驚いた!
さすがトライアルの名門と言うべきでしょうか。リアブレーキのへの『コダワリ』とでも言いましょうか。
そう言えばベータテクノは、
*フロントキャリパーが2ポッドなのに対し、リアキャリパーが4ポッドでしたから。(rev3からは前後4ポッド)
、、、ということは、トライアルメーカーのマシンは意外と、、、、と思いシェルコを覗いてみると、、、
SHERCO SE 250i
おっと!今度は、コッチはフロント270mm!!これはtmと同じサイズ!!リアは220mmですが。
なんだなんだ!
おいおい!有名メーカー大丈夫か!?なぜいまだにブレーキディスクのサイズが同じなんだ!?『進化』という言葉はないのか!?
、、、
、、、
、、、
ああ、そうか。
販売してきた期間が長いからこそと言うべきか。結局その部分を新型で変更するすることで、キャリパーサポート等も変更しなければならないから、コストが掛かるってことなんでしょうか。
ベータやシェルコは最近出て来たばかりだから、最初からその設計で造れた。
そういうことか。
そう考えてみると、『レーサー』として年々着々と『進化』していくべきマシンなのですが、ここ数年を見る限り『新型』として度肝を抜かれる様な『進化』を見せたメーカーが、果たしてあったでしょうか。
細かい部分の変更などは当然ありますが、コスト的に安価なものばかりなように思えます。
フサベルは、husabergからHUSABERGになって、エンジンがとんでもない事になって(寝ちゃった!笑)度肝を抜かれた唯一のマシンだと記憶しています。
しかしながら、技術が未熟だったのか、販売能力が未熟だったのか理由は如何にせよ、昨年からKTMのエンジンを採用する形になって、『普通』になってしまったのは大変残念な事実です。あのエンジンでいつの日かボトムリンク式を採用してくれたら、、、と思っていたのですが、今となっては遠い夢です。
結局、メーカーとして、『夢』や『希望』を追いかけたい反面、会社として経営を安定させなければならない責務もあるわけで、コスト削減などマシンの進化にとっては邪魔な事なんですが、致し方無い事でもあるんですよね。
『商売上手』が必ずしも『良い品物』を造っているという訳ではないのです。
そう考えていくと、
「やっぱtmはすげーな!」
という結論にどうしても辿り着いてしまう(笑)
マルゾッキとカヤバが選べるフロントフォークに、オーリンズと自社製リアショックが選べるなんて、あり得ないでしょ!!自家製リアショックって!!
『コスト』っていう言葉、多分知らないんでしょうね(笑)
勿論、それだけではありません。今や機械式が当たり前の排気デバイスを、過去ヤマハが採用していた電気式のデバイスという可能性に再度挑戦し、採用もしています。その乗り味たるや、125ccを144ccと勘違いさせる程!!
過去に遡れば、スチールフレームからアルミフレームを採用したり、144ccというカテゴリーを用意(ただのボアアップではない!)してくれたりと、毎年必ずファンを『アッ!』っと言わせ続けています。
年間生産台数1000台そこそこの、小さなメーカーだから出来ることなのでしょうけど、それこそが最も重要で大事にしなければいけない『プライド』なんじゃないかなーと、思う訳です。
大体、『レーサー』というジャンルで販売しておいて、さらにハイポテンシャルにする為のパーツを買わなければいけないっていう事実に、なぜユーザーは怒らないのか!?
、、、あ、言い過ぎ!?笑
by tm144en
| 2013-10-01 18:18
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