【フサベル】メインシャフトベアリング交換&カムシャフト一式マイクロン
2012年 03月 20日
とりあえず、残りのベアリングを交換しちゃいます。
先日聞いた、ベアリングはめ合い部分にネジロックという技を試してみようと思います。
どっち側に塗るのが良いのか判らないので、とりあえずケース側に塗ったくりました。
そしていざベアリングを圧入していくと、、、
「グッグッゴ、、、」
と言って、スムースに入って行かないではありませんか!
そうか。ベアリングを入れてるそばから、ネジロック剤が硬化してしまうからなのでしょう。
半分位は引っかかりながらもなんとか挿入出来ましたが、それ以降ビクともしなくなってしまいました。
仕方が無いので、恐る恐る圧を上げて行くと、、、
「スッコーン!!」
残りは一気に入ってしまいました(汗)
ちょっと精神衛生的に良く無い感じでしたね。
もしかするとネジロック剤の強度が高過ぎたのかもしれません。ロックタイトの243位で良かったかもしれませんね。
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さて、ここでとある問題に触れます。
本日のミッション部分のベアリングは、『蓋』の無いタイプですが、昨日のアイドラシャフトベアリングは、『蓋』のあるタイプでした。
エンジン内部なので、オイルの潤滑があるわけですから、ベアリングの『蓋』は必要無いと思うのですが、なぜある物と無い物があるのでしょう?
それは、おそらくですがオイルの潤滑の問題ではないでしょうか。
アイドラシャフトのベアリングは位置的に高く、2枚のギアに挟まれているのでオイルが行き届きにくい構造となっているからです。
したがって、ベアリング自体にグリス充填し、蓋をしてるのではないでしょうか。
しかし、
左が古い物。右が新しい物。
新しい物にはグリスが充填されていますが、古い方のはグリスが無くなってしまってます。
恐らく使用して行く過程で、エンジンオイルが少しずつでもベアリング内部に進入していってるのでしょう。
結果的にはオイルで潤滑していた事になります。
こんなことになってしまうのなら、この蓋は無い方が良いのではないでしょうか!?
ーーーーーその点をふまえて、
カムシャフト一式。
これのベアリングにも『蓋』がされてます。
早速外してみると、、、
あ、キタネェー!
でも、グリスはちゃんと残ってますね。
ということなので、
灯油で洗い流し、さらにそのあと中性洗剤で灯油を洗い流します。
洗い終わったらストーブで軽く温め、
ベアリング部分に、マイクロロンペーストをたっぷり封入します。
チキソグリスと悩みましたが、フサベルはとことんマイクロロンにコダワってみました。
並びに、カムギア、カム山にも塗布します。
今日は割と良い仕事したんじゃないでしょうかね!?
by tm144en
| 2012-03-20 11:23
| HUSABERG fe650e
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