【DB】リアサスペンション点検

生身の女子に相手にしてもらえないワタシは、今日も、ももクロとバイクイジりの現実逃避をするのであった。。。

=======

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_351043.jpg


リアサスペンションを分解、点検していきます。

まずは、ショックユニットを取り外しますが、

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_362714.jpg


あれ!?また緩んでた!?
以前初めてここを触った時も緩んでたので、ネジロック付けたんですが。。。
付け方が悪かったのでしょうかね。

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_382915.jpg


リンク部分も分解。
スフェリカルベアリングは近々入荷予定なので、それ以外の部分を診ていきます。

スイングアームピボット部分のベアリングですが、チェーン側はニードルとスラストが一体になってるタイプのベアリングが2個で、右側は通常のボールベアリングが2個使用されています。
方持ちじゃなくても、やはり左右でベアリングに『差』を付けるのがイタリア流なのでしょうかね?F4は方持ちですからまだ解りますが。。。

というか、そもそも、ロードってそういうモンなんでしょうか?オフ車以外でここのベアリング触ったのは、DB様とF4さんしかないので判断が出来ません。
オフ車はどれも左右同じでしたから、それが当たり前と思っていたのですが。

というか、なぜ『差』を付けるのでしょう?コスト削減とは思い難い車両価格だけに、何か取っておきの『秘密』があるんじゃないかと思うのですが。

しかも、チェーン側だけスラストベアリングって、じゃぁ右側のピボットはその時どうなっているんだ!?

ああ〜〜寝れないよ!!

ーーーーさて、右側のボールベアリングに『ゴリゴリ感』を感じるので、

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_3104638.jpg


ゴム蓋を外して点検してみると、やはりグリスが茶色くなってますね。
ほらー!やっぱここもニードル&スラストじゃね!?

ところがですね、ここである問題が浮上しました。皆様もお考え下さい。

課題は、<このボールベアリングをどうやって抜き取るか?>というものです。

「はぁ?」と思われるでしょう。

それではパーツリストをご覧下さい。

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_3242675.jpg


この4番のスペーサーが厄介者なのです。
ベアリングの厚みは12mmなのですが、このスペーサーの端っこの部分が6mm程ベアリングの内径に入り込んでいるのです。

すなわち、

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_326137.jpg


通常のベアリングプーラーで引っこ抜く事が出来ないのです。爪が引っかかりませんから。

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_3275237.jpg


ものは試しに、爪をMAXパワーで広げてやってはみましたが、空しくプーラーだけが外れてくるだけ。

しかも、このスペーサーは構造上ベアリングを外さないと外せれませんし、しかもサークリップで固定されているので、油圧プレスで反対側に丸ごと全部押し出す事も出来ません。

この構造。ベアリングを挿入するには問題無いのですが、抜き取る事を完全に無視していると思うのですが。。。
ちなみに、サービスマニュアルには外し方は記載されていませんでした。

さて、あなたならドウスル!?




、、、、っていうか、どなたかお知恵をお貸しくださいm(__)m


ーーーーー一方チェーン側の方は、

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_3324749.jpg


ゴムシールを外してみると、

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_3333521.jpg


スプリングが切れてました。

ん?切った!?

う〜ん。いかんぞ〜。どんどん発注部品が増えてきた(汗)最近金欠なのにー!
しかも、ビモータさん位になると、部品いつ来るか判んないし!!

まぁ、まだ気持ちよく乗れるようになるには半年位ありますから、、、、、、って気を抜いたら、あっと言う間ですけどね(笑)

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_337691.jpg


さて、手前側は気持ちよく回りますが、奥側(内側)がひかっかりがあります。
なので、

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_338441.jpg


抜き取ります。

【DB】リアサスペンション点検_e0159646_3382922.jpg


かなり大物感漂うベアリング。

高そ〜〜(冷汗)


【DB】リアサスペンション点検_e0159646_3391728.jpg


とりあえず洗浄してグリスアップしましたら、動きはスムースになりました。

が、

ベアリングの内側にプーラー引っ掛けて引っこ抜いた時点で、ベアリングとしては『アウト』だと思うのですが、さてどうでしょう。
まぁ、指で動かした感じでは問題無いですし、というかそもそもさっきまでの状態の方が『問題』だったのですから、アリっちゃアリでしょうけど。。。


=============

最近マニアックネタが続いてるせいか、ブログ訪問人数が激減してます(笑)。平均値で減ってますので、着実な『減少』と言ってもいいでしょう。

ま、一人でも見てくれる方がいる限り、ブレずに続ける所存です、はい。
Commented by tm450乗り at 2012-02-28 12:44 x
ベアリング抜きは今、抜こうとしている方向の逆からはムリですか?
4番のスペーサーの邪魔の仕方が違えば抜けるかな?

そのほかは、特殊工具?違う抜き方のプーラーが有るとか?

最後は輸入元に聞くしかないですかね!? 
Commented by ゆべし at 2012-02-28 15:48 x
>>ブログ訪問人数が激減してます(笑)。

最近、読者になったゆべしと言います。
もうすぐモントーク(未走行車)が納車なので、モントークネタがある限り永遠の読者です!!
なので安心して続けてください。
Commented by ST3 at 2012-02-28 16:21 x
ご存知かと思いますが、ベアリングは圧入されてないとゆるゆるです。
圧入されると回りがきつくなります。
ゴリゴリ感がでていて正常なのが多いです。

スラストころ軸受(二ードル)は軸剛性が高くなるので、軸のたわみに強くなります。
チェーン側に使ってるのは力のかかり方から正解だと思います。

ベアリングは頻繁に抜き差しするものではにので、あまり頻繁にやっていると、圧入される側が緩くなりますよ~。
それと一度抜いたらOUTです。
Commented by ROY at 2012-02-29 01:22 x
このボールが二列になってるベアリング、大学の研究室で作ってる車両のハブを担当してるやつが設計間違って発注しました・・・かなりお高かった事を記憶しています(笑)
Commented by tm144en at 2012-02-29 03:04
>tm450乗りさん

反対側も同じようになっているので、駄目のようです。
ビモータに聞くのが正解でしょうが、

だいちゃん→ショップ→ショップ→ビモータ
ビモータ→ショップ→ショップ→だいちゃん

の構図を思い描くだけで、なんかかったるく感じてしまいます。
やはり、うえさか貿易さんのようなスタイルは有り難いと同時に、特殊ですよね。

>ゆべしさん

初めまして☆ご訪問&激励のお言葉ありがとう御座います!!

モントーク納車とのことで、おめでとう御座います☆☆☆
とっても素敵なマシンとの出会いよかったですね!

モントークは只今冬眠中で、今暫く新ネタがありませんが、もう少々お付き合い下さいませ(笑)

Commented by tm144en at 2012-02-29 03:04
>ST3さん

最近その事に薄々感づいていたのですが、むしろそれが逆に、「それとは違う、、、、ような?」という判断に陥っていました。
指先の感触を文字に起こすのも、なかなか難しいものですね(笑)

チェーン側にニードルを使用する理由は解るのですが、その反対側には『使用しない』理由が解らないのです。
『使用するに越したことはないのでは?』と考える訳です。
ボールベアリングのメリットが、高速回転しか思いつかない所に問題があるのかもしれません。

ベアリング交換好きの僕としては、耳の痛い話です(苦笑)
ですからなるべく温めてから入れた方が良いというわけですよね。

再利用はやっぱ駄目っすか(爆)

>ROY

いやぁ〜(汗)
その情報嬉しくな〜〜い!!(笑)
Commented by ST3 at 2012-02-29 21:39 x
チェーンの反対側にニードル使わない理由は簡単ですよ。
「耐久及び性能的に必要ないから」
必要なければコスト的に安い物を使うのは営利企業として当然だと思います。
Commented by tm144en at 2012-03-01 06:41
これだけの車両価格をもってしても、やはり『コスト』という観念はつきものなんですね。。。。というか、そりゃそうですね(笑)

ちなみに、ベアリングの価格が、ニードルの方が1個6000円×2。ボールの方が1000円×2でしたので、その差1万円!!
結構デカイっすね(汗)
名前
URL
削除用パスワード
by tm144en | 2012-02-28 03:45 | BIMOTA DB7S | Comments(8)

カメラとバイクとエトセトラ


by だいちゃん