【DB】リアキャリパーOリング交換
2011年 08月 04日
、、、の前に、
DB様のステップのヒールガードですが、純正のスチール製から、
カーボンの物に換装してあるのですが、これの取り付けの為のボルトを、トラスネジではなく敢えてチタンの皿ネジにしたのは以前の記事で書きました。表面を『フラット』にする為に、恐れる事無くカーボンを削り込んで皿ネジの為の座面を確保したのです。
その結果、まぁまぁ納得のいく仕上がりとなりまして満足はしていたのですが、一つだけ気に入ってない点がありました。
それは、ネジの頭が『+』であるということです。出来ればトルクスかヘックスが良かったのですが、チタン製で、即入手出来る皿ネジはこれしかありませんでした。
ところが!!
コチラ↓をご覧下さい。
デスモセディチを駆る、テンション高めのバレンティーノさんですが、、、、
注目すべきは、
この辺。
拡大すると、、、
おおおぉぉぉっと!!
なんと、カウルを止めてるボルトが、頭が『+』の皿ネジじゃないですか!!
しかも色合いからしても恐らくチタン製でしょう。
まぁ、多分ボルトでは無く、180度回転で開くクイックファスナー的な物であるとは思いますが、いやいや、なんとまぁ、その頭の形状にロッシに負けずテンション上がりましたね!!
『あの』デスモセディチと同じ発想という所に、ちょっとウカレタ今日この頃でした♪
================
さて本題。
リアキャリパーの『例の』Oリングの交換をします。
パーフロという材質で出来ており、ブレーキ液への耐性は勿論、3種のスチレンブタジェン(SBR)より優れた耐熱性を持ち、さらに『永久圧縮歪み』に優れているという点が、大変心惹かれるポイントでした。
ただ、純正と同サイズの物は無く、近似で選ぶしか無かったので、2種類を用意し現物合わせで相応しそうな方を選ぶ事にしました。
なので、
早速分解し、
1.5mm×7.5mm
1.7mm×6.75mm
さて、どちらが良いでしょうね?
溝の外径にピッタリ合う方(上)にするか、厚みを持たせて密閉力を上げるか(下)。。。
ということで『上』の方にしました☆
まぁ多分どっちでも問題ないでしょうけど、なんとなく収まりが良い方が気分的にもスッキリするので。
さて、これにて問題解決、、、とはちょっといかず、また別の『気になる事』が出てきてしまったのです。
それは、
この子達です。
キャリパーの合わせ固定用のボルトなんですが、M8のボルトを、グリス塗って50Nでオモクソ締め込んでいたので、『かなり伸びて』いるのではないかと思ったのです。
ちなみに、金属の応力ひずみによる最大応力は、弾性域を越え塑性域に突入し、『もうちょっと』行った所にあります。つまり、お肉が腐る寸前が旨いと言うのと同じ様に、ボルトも破断する寸前(よりはもっと前ですが)が一番応力が強いのです。その部分の事を『この材料の引張強さ』と言うそうです。
ただ、その場合ボルトは見るからに『伸びて』しまっているので、最使用は不可能となりますが。
で、今回のこのボルトは、引張強さのポイントまでは締め込んではいないものの、通常25Nでの締め付けが殆どなのに対し、50Nまで締め込んでいるので、用心に越したことはないでしょう。
とはいえ、新品の用意は出来ないので(というか、むしろ使い込んだボルトの方が新品より強度が出ます)、必殺技を使います。
それは、
「伸びた分は、縮めてしまえ〜!」
そして、
「焼いてしまえ〜!!」
というもの。
そう。『焼き鈍し』です。
金属の塑性変化等による内部ひずみが、『焼き』を入れる事で均されるという性質の事です。
以前、フサベルのキックスターターのバネの時でもやりました。
きっとボルトにも応用出来るだろうと、調べもせず勝手にやってしまいました☆
そして、、、
完成〜〜〜☆☆☆
バッチリだね!!
DB様のステップのヒールガードですが、純正のスチール製から、
カーボンの物に換装してあるのですが、これの取り付けの為のボルトを、トラスネジではなく敢えてチタンの皿ネジにしたのは以前の記事で書きました。表面を『フラット』にする為に、恐れる事無くカーボンを削り込んで皿ネジの為の座面を確保したのです。
その結果、まぁまぁ納得のいく仕上がりとなりまして満足はしていたのですが、一つだけ気に入ってない点がありました。
それは、ネジの頭が『+』であるということです。出来ればトルクスかヘックスが良かったのですが、チタン製で、即入手出来る皿ネジはこれしかありませんでした。
ところが!!
コチラ↓をご覧下さい。
デスモセディチを駆る、テンション高めのバレンティーノさんですが、、、、
注目すべきは、
この辺。
拡大すると、、、
おおおぉぉぉっと!!
なんと、カウルを止めてるボルトが、頭が『+』の皿ネジじゃないですか!!
しかも色合いからしても恐らくチタン製でしょう。
まぁ、多分ボルトでは無く、180度回転で開くクイックファスナー的な物であるとは思いますが、いやいや、なんとまぁ、その頭の形状にロッシに負けずテンション上がりましたね!!
『あの』デスモセディチと同じ発想という所に、ちょっとウカレタ今日この頃でした♪
================
さて本題。
リアキャリパーの『例の』Oリングの交換をします。
パーフロという材質で出来ており、ブレーキ液への耐性は勿論、3種のスチレンブタジェン(SBR)より優れた耐熱性を持ち、さらに『永久圧縮歪み』に優れているという点が、大変心惹かれるポイントでした。
ただ、純正と同サイズの物は無く、近似で選ぶしか無かったので、2種類を用意し現物合わせで相応しそうな方を選ぶ事にしました。
なので、
早速分解し、
1.5mm×7.5mm
1.7mm×6.75mm
さて、どちらが良いでしょうね?
溝の外径にピッタリ合う方(上)にするか、厚みを持たせて密閉力を上げるか(下)。。。
ということで『上』の方にしました☆
まぁ多分どっちでも問題ないでしょうけど、なんとなく収まりが良い方が気分的にもスッキリするので。
さて、これにて問題解決、、、とはちょっといかず、また別の『気になる事』が出てきてしまったのです。
それは、
この子達です。
キャリパーの合わせ固定用のボルトなんですが、M8のボルトを、グリス塗って50Nでオモクソ締め込んでいたので、『かなり伸びて』いるのではないかと思ったのです。
ちなみに、金属の応力ひずみによる最大応力は、弾性域を越え塑性域に突入し、『もうちょっと』行った所にあります。つまり、お肉が腐る寸前が旨いと言うのと同じ様に、ボルトも破断する寸前(よりはもっと前ですが)が一番応力が強いのです。その部分の事を『この材料の引張強さ』と言うそうです。
ただ、その場合ボルトは見るからに『伸びて』しまっているので、最使用は不可能となりますが。
で、今回のこのボルトは、引張強さのポイントまでは締め込んではいないものの、通常25Nでの締め付けが殆どなのに対し、50Nまで締め込んでいるので、用心に越したことはないでしょう。
とはいえ、新品の用意は出来ないので(というか、むしろ使い込んだボルトの方が新品より強度が出ます)、必殺技を使います。
それは、
「伸びた分は、縮めてしまえ〜!」
そして、
「焼いてしまえ〜!!」
というもの。
そう。『焼き鈍し』です。
金属の塑性変化等による内部ひずみが、『焼き』を入れる事で均されるという性質の事です。
以前、フサベルのキックスターターのバネの時でもやりました。
きっとボルトにも応用出来るだろうと、調べもせず勝手にやってしまいました☆
そして、、、
完成〜〜〜☆☆☆
バッチリだね!!
by tm144en
| 2011-08-04 03:38
| BIMOTA DB7S
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